TradingViewの最近の”RSI”がすごい件
「RSIは使えない」は本当か
1.誰もが使ったことがあるでろうRSIを使いこなすのが難しい理由
【RSIの一般的な説明】
RSI(Relative Strength Index)は、市場が過買いまたは過売り状態にあるかどうかを示す指標です。通常、70を超えると過買い、30を下回ると過売りと見なされます。つまり、「買われすぎ」「売られすぎ」の指標です。
ただ、ご存知の通り、トレンドが出ているときに、単純にRSIの70や30を使った逆張りをすると丸焦げになるケースは多いですよね。
そして、「RSIはダイバージェンス(ヒドゥンダイバージェンス)」だと言われても、どこのトップやボトム同士のロウソク足をつなぐか迷う局面が少なくないです。そんなとき、上位足にしてみたり、下位足にしてみたり…というように、個人的にはなんとなく不安感や疑わしさがありました。
RSIの加熱感を活かせる方法
私は数多のインジケーターを研究してきました。雨の日も風の日も動画やブログを読んでは「おぉ、使えるじゃん」と試すも、結局聖杯はないんだと落胆して酒に溺れる日々。
もちろん、私の過去に記事にした手法は自信を持っておすすめしますし、今でも利用してます。以下、参照してみてください。
一方で、ぶっちゃけた話、上述した私の手法にもちょっとした弱い部分があるんです。それは、天底には利用できない点。というのも、加熱感を無視しているので、ひたすら波に乗るタイプの手法だからです。
この記事を読むとマッチする人は?
長期足で、利を伸ばしたい、できるだけエントリー直後に利益が乗るポイントでエントリーしたい方向けです。
加熱感もトレードに反映したいピュアな気持ち
順張りでも加熱感があると安心
もちろん、順張りでしっかりとエリオット波動でいう3波待ちをして乗る人もたくさんいるでしょう。その一方で、3波待ちするにしても、始点をさぐるのも難しいのでエントリー根拠がほしいところ。人によっては、フィボナッチの.0382、0.5、0.618を頼りにトレードする方もいるでしょう。ただ、状況によって変化する手法は個人的にはリスキーだとどうしても思ってしまったんですね。
それに、たとえうまくエントリーできたとしても、利確もエントリー以上に難しい。そうすると、伸ばしたいけど伸びてくれないときにポジションを解消してしまって、後悔したことってありますよね。(部分利確は良い方法だとは思いますが。)
そこで、波乗り属性の私でも、加熱感を取り入れたい、ここぞというところで逆張り気味にエントリーして利を伸ばしたいと。
「買われすぎ」「売られすぎ」も使い方次第
加熱感を表すインジケーターとしての代表例がRSIですが、上述した理由をもって諦めるには早すぎました。
Tradingviewの最近のRSIはすごいんです(やっと本題)。
以前のTradingviewのRSIは、よくあるボリンジャーバンドバンドを重ねる手法でも、RSIに別途追加でボリンジャーバンドを合体させたりして、安いプランの方への負担があったんです。今は、移動平均線や、ボリンジャーバンド、ダイバージェンスの表示を一つのRSIインジケーターの中で完結できるようになっているんです。(安いプランの人にも優しい)
そんなわけで、インジケーター大好きな私は、オシレーターの原点ともいうべきRSIに着目したのです。
RSIに相性のいいボリンジャーバンドの手法
ボリンジャーバンド
【一般的なボリンジャーバンドの説明】
ボリンジャーバンドは価格の相対的な高値や安値を示すのに役立ちます。通常、価格がボリンジャーバンドの上限や下限に達すると、相場が過熱状態になっている可能性が高いと考えられます。
・・・正直、私はボリンジャーバンドが嫌いでした。ふにゃふにゃと掴みどころがないし、「今回はスクイーズでした」「あ、今回はエクスパンションです」「エクスパンションでトレンドは出ましたけど、騙しで一旦逆にふってからトレンドを作ってみました」等がその理由です。
加熱感に加熱感の組み合わせ
一見すると、一個加熱感あればよくないかという意見もあるとは思います。しかし、実際に検証してみると、めちゃくちゃ良い手法でした。
具体的には、RSIそれ自体にボリンジャーバンドを追加するだけじゃなくて、ローソク足チャートにもボリンジャーバンドを追加します。その意味は以下で説明します。
上の画像で示したものは、何ら真新しいものではないです。RSIにボリンジャーバンドを組み合わせると、押し目買いや戻り売りにドンピシャで使えます。もちろん、株やCFDにも使えます。
【注意点】
上の画像の矢印に✘がついているポイントがあると思います。そこは失敗ゾーンですね。その点は、十分な押しや戻りの値幅を考慮するしかないです。
「え?」
そう思われた方、正しいです。
単純にこのRSIボリンジャーバンドだけではうまくいかないので、今まで使わずにいたんです。
ということで、次に、これにローソク足チャートにボリンジャーバンドを追加してみます。
【この手法の一般的な説明】
エントリーとエグジットのタイミング:
エントリー: ①価格がボリンジャーバンドの上限または下限に達し、同時に②RSIが過熱状態(70や30)を示している場合、トレーダーは逆張りのポジションを取ることが考えられます。つまり、価格が上限に達している場合は売りポジションを、下限に達している場合は買いポジションを取ります。
エグジット: 価格が逆張りのエントリーポイントから一定の利益を出したり、トレンドが反転し始めたりした場合、ポジションをクローズします。また、RSIが30または70から戻り始めた場合も、ポジションをクローズするタイミングと考えられます。
こうすると、よりカタいトレードができます。私の場合、RSIのボリンジャーバンドにタッチした場合であっても、ある程度の上昇があったあとは十分に値幅を押してからエントリーすることでエントリー失敗を回避するのと、よりヒゲさきを狙いいのでボリンジャーバンドを使っているところがあります。
基本の「き」ですが、相場はトレンドとレンジの繰り返し。ずっとトレンドとはいかないので、一定の横軸、つまり時間を意識します。
また、前回のレジスタンスライン(天井)を抜けた部分をサポートライン(床)として、水平ラインを引き、根拠を加えて使っています。(根拠が3つ揃うと自信をもってエントリーできるので。)
【設定】
・ボリンジャーバンドは20MAで、σ2と3を使う
・RSIは期間8(なぜなら、14だと間延びしてしまうので)
上の画像はゴールドXAUUSDです。
ゴールドはボラティリティが高いので、移動平均線がなかなかハマりにくいイメージです。ですが、そんなゴールドにも私はこの手法を重宝しています。
トレードで一発当ててやろうと思っているみなさんにとって、何らかのお役に立てたらと思い、筆を取りました。ここまでお読みいただきありがとうございました。
もし、少しでも「役立った、SPSさんありがとう」と感じてくれた方、この無料記事にお気持ちのサポートをいただけると今後のモチベーションにつながるのでよろしくお願いします!!!笑
SPS
※当該記事に記載されている手法はあくまで検証を重ねた上で、自己責任の元でトレードを実行してください。その際に生じた損失に関して責任を負いませんのでその点をご了承願います。