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[足利織姫神社+唐津神社+檜原神社] 足を運びたくなる土地と神様

気になる土地や気になる神様いらっしゃれば是非、その「気になる」気持ちを大切にしてください。

私の場合、写経をしている時やお風呂に入っている時等、勝手に身体が動いているような「ながら動作」の最中に、どこからともなく「気になる」メッセージが運ばれてきます。

そのメッセージは眼に見えるものではなく、耳に聴こえるものでもなく、どちらかというと心に言霊として浮かんできます。この「気になる」を放置をしておくと毎日、現れてくるため、「また同じことを考えている・・・」と、今度は自発的に「気になる」ようになります。

メッセージの届き方は人それぞれのようですが、エネルギーが高くなると現れやすくなります。エネルギーが高くなるということは、人類の成長と共に退化してしまった感覚が呼び戻されるとも言われています。

先述の通り、神様や精霊より頂戴するメッセージは受信者が行動を起こすまで現れ続け、メッセージ通りに行動すると、繰り返されてきたメッセージはピタリと止まります。ある意味、必要なタイミングで必要な場所へ導かれているため、引き寄せの法則とも言えます。そして私たちにとって必要だから引き寄せられているのですが、逆に、その引き寄せている土地が私たちのエネルギーを求めていることもあります。

こういった呼応しあうコミュニケーションに応えていくことで、更にエネルギーは上昇します。「気になる」ことが出てきたら是非、行動に起こしてください。そしてその行動により新たな道が開けたり、時には試練に感じるような挑戦も出てきます。特に試練については、過去世からのカルマに直面することも多く、なかなか渋い状態に直面しますが、恐れず、思い切って、不要な煩悩を捨てて、ただ「気になる」ことに向き合っていってください。そうすることにより一回りも二回りの成長した自分に出会うことが出来ます。



足利織姫神社(あしかがおりひめじんじゃ) ー 栃木県足利市西宮町

織姫山の中腹に鎮座する足利織姫神社には機織りの神様である天御鉾命(あめのみほこのみこと)と天八千々姫命(あめのやちちひめのみこ)が御祭神として祀られている。2柱は縁結びの神様として機織りの経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織り重なるようにして生地ができるように、調和のとれた良い縁をもたらすと言われている。またその織物は天照大神へ献上されたと言い伝えがある。

足利織姫神社 社殿

229段の階段の上に社殿があり、その階段を登りきると願いが叶うと言われている。社殿からは足利市が一望できる。

足利織姫神社から見える足利市一望

また2柱の御祭神は人・健康・知恵・人生・学業・仕事・経営といった日々の生活の中に出てくる活動を良い縁で結ぶ力があり、その力を7つの御神徳という。

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まるで赤間神宮を思い出させる朱塗りの社殿は堂々とした出で立ちで足利を見下ろしており、そして私のような足利を訪れる者を社殿に吸い寄せます。

足利は相田みつをさんの故郷であり、また日本で最も古いとされる足利学校があることで知られていますが、実はその中でも足利織姫神社があってこそ、足利が足利でいる所以と言えます。
六道輪廻の人道では四苦八苦を体現しますが、特に四苦は生きる苦しみ、老いる苦しみ、病にかかる苦しみ、そして死に直面する苦しみであり、足利織姫神社の229段の階段を登りながら、ふとこの人道を思い出しました。確かに229段を登れるのは、生きているからであり、元気であるからであり、また健康であるからかなと思いました。更に登りつめた先には達成感という至上の喜びがあり、同時に生きていることへの感謝の気持ちがこみ上げました。足利織姫からのメッセージは欲しい物ややりたいモノゴトがあれば、ただ見ているだけではなく、或いは考えているだけではなく、行動に起こして、気になることを体現してみてくださいと、言われているようでした。


唐津神社(からつじんじゃ) ー 佐賀県唐津市

唐津くんちで知られる唐津神社は神功皇后とのゆかりが深く、三韓征伐より無事に帰還した神功皇后がその感謝の意を込めて、宝鏡を掲げ、住吉三神を祀ったことが起源とされる。住吉三神は航海の神として表筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)そして底筒男命(そこつつのおのみこと)の三柱であり、神功皇后およびその子である応神天皇と合祀されることが多い。

唐津神社 一ノ鳥居
唐津神社 本殿

その後、時を経て社殿の所在さえもわからなくなってしまった頃、唐津の領主であった神田宗次公(こうだむねつぐこう)の夢枕に、波の上に宝鏡があるのでその鏡を祀るようにとのお告げがあり、翌日海浜に行ってみたところ、お告げの通り宝鏡があり、その宝鏡こそが神功皇后が捧げられた鏡として、唐津神社の御神体として祀られた。そういった謂れより、二ノ宮には神田宗次公の神霊を合祀している。

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唐津は神功皇后の功績や伝説が多く残されている土地であり、またヴォルテックスのようにエネルギーが地面から湧き出ていることを感じさせる土地です。その上にどっしりとたつ鳥居の足はこのエネルギーの上に立てるだけの太さがあり、また灯篭も足だけでは浮いてしまうようなので、上から帽子のような、傘のような、重石のような石がのせてあり、その帽子は苔むすほど地面からのエネルギーを吸い込んでいるようです。

灯篭

住吉三神は海の神というよりかはむしろ航海や旅の安全を守る神様で知られていますが、同時に伊邪那岐命が黄泉国から戻ってきた際に、穢れを祓うために禊祓したことで生まれた神様でもあるため、穢れ=気枯れを取り除く神様でもあります。そのためか、唐津神社には穢れ=気の枯れを充足する補充のエネルギーが強く湧き出ています。

特に鳥居の足には大きなエネルギーが漂っていますので、鳥居に直接、触るのではなく、足の脇へ立ち、「気の枯れを充足させてもらいます」といって大きく深呼吸をしてみてください。触れなくても鳥居のエネルギーを頂戴できると思います。


檜原神社(ひばらじんじゃ) ー 奈良県桜井市三輪

宮中にて祀られていた天照大神を第10代 崇神天皇の宮があったとされる磯城瑞籬宮(しきのみずかきのみや)に磯城神籬(しきひもろぎ)を立てて祀ったことが檜原神社の所以とされ、その土地を倭笠縫邑(やまとかさぬいむら)と呼ぶ。

崇神の皇女 豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)は初代 斎宮(いつきのみや)として33年間の歳月を天照大神へ奉仕されたため、檜原神社に合祀される。後に豊鍬入姫命の意思を引継ぎ、第11代 垂仁天皇の皇女 倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢の地に天照大神を祀ったとされる。

檜原神社 鳥居
三ツ鳥居

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檜原神社の源は、鳥居の手前でもなく、鳥居の奥でもなく、鳥居自体が精霊であり、神です。

この地を神籬として天照大神を祀られた豊鍬入姫命に感心します。

太陽の道にある檜原神社の向かいには二上山が控えており、夕日が沈むその姿はとても侘しく、そして翌日には三輪山から昇る太陽は力強く、この場所に数十年、斎宮を務められた豊鍬入姫命にも感心します。

三ツ鳥居を見ているだけでエネルギーはいただけます。
まだ訪れたことのない方は是非、一度足を運んでください。
私にとっての檜原神社の三ツ鳥居は度々訪れたくなるほど、気になる神様です。


私たちは高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現することができ、ひいては物事を動かすために必要なエネルギーを養います。そのエネルギーをつかみ取るためにも、中今(なかいま)を生きることです。中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。

今を大切にお過ごしください。



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