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ラジオ番組 ミラクル・サウンド・バイブレーション 2022.11.16選曲リスト

本日もありがとうございました。

前回、“声お化け”という裏テーマが出てきたので引き続き。
凄い声の持ち主は山ほどいますが、なんとなく久し振りに聴きたくなったパワフルでスカッとする声の曲をチョイス。

カルメン・マキ&OZ / 私は風

とにかく力強い。このアルバムを最初に聴いた時は衝撃的で何度もリピートしました。カルメン・マキといえば「時には母のない子のように」が有名ですが、イメージをガラリと変えたジャニス・ジョプリンばりの強烈なシャウト。有無を言わさず圧倒されます。

カルメン・マキ&OZ / 午後1時のスケッチ

こちらも同アルバムから。
メロディー・ギターのリフが非常に日本的で土着的な雰囲気が堪りません。
日本のハードロック黎明期における作品ですが、舶来モノと日本的な血が混じり合い、独自のカタチを生み出しています。
時を追うごとに日本のロックも洗練されていきますが、黎明期の無骨で爆発的なエネルギーを感じる代表作と言っていいでしょう。名盤です。

ところで、奇を衒うことなく自然に湧き出てくるような情念を楽曲から感じるのは70年代までかな?と勝手に推測しています。ちょっとおどろおどろしいというか、独特な情念を感じますよね。80年代に入ってからはドロドロがサラサラに変わる感じ。音楽から紐解く情念の変化というのも面白そうなテーマです(多分追及しません)。


ANN LEWIS / HEAVY MOON

どPINK マネキン(ラメラメ) バックに富士山

言わずと知れたアン・ルイスです。
子供の頃、テレビ番組を付ければいつもギラギラとアン・ルイスがシャウトしていた記憶があります。80年代のバブルを彩った名シンガーですね。
なんつったって景気がいい。スカッとしますね。声のFanta。

心の澱みを吹き飛ばしたい時に聴きたくなる声です。

この曲が収録されているHeavy MoonはCharがプロデュース。バンドはChar率いるPINK CLOUDという贅沢アルバム。
※動画の演奏はPINK CLOUDではありません。だけどギター(右)は西慎嗣という貴重な映像。


ANN LEWIS / 夜に傷ついて

こちらは一転してしっとり。
自分の世界に入り込みたい時に聴きます。というか聴いているとそうなってきます。
アン・ルイスの歌声って、宙に放たれる“発散”があるかと思えば、内に向かう方向もあり →∞← こんなイメージ(よく書けない)。
発散収縮。ベクトルが中心を貫いて反転するというか。
すみません、とにかく凄いシンガーです。

余談ですが、女性ばかり取り上げてますね、私。
個人的にスカッとする声は女性が多いような気がします。
男の声とはベクトルが違うというか。
ここら辺も追及しがいのあるテーマです(多分やりそう)。


Charlie Sexton / Impressed

打って変わって男性へ。
今や渋い燻銀のミュージシャンになっていますが、チャーリー・セクストンのデビューアルバムから。
既ににいい感じに仕上がってますよね。

なぜ今回のテーマで取り上げたかというと、この時彼は17歳だから。17歳ですよ、この声で(おそらくレコーディング時点では16歳)。
ギタリストとしても有名で、ソロになったばかりの氷室京介と一緒にやっていたこともあります。
亡くなった名ドラマー 村上ポンタ秀一が「ギターが本物のアメリカの音だもん」みたいなことを言ってました。

寡作なミュージシャンですが、こちら良い作品です。

https://music.apple.com/jp/album/pictures-for-pleasure/33333


LeAnn Rimes / アメリカ国歌斉唱

配信中に思いついて、おまけ。
スカッとしますね。
15歳です。。

次回は12月7日(水)20:00〜
ではまた!


番組についてはこちら


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