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預金封鎖が起きても有効な資産

最近、預金封鎖に関する質問や対処について質問される事が増えている。

起こらなければ一番良いのだが、もしもの時に対処しておくのがリスクヘッジである。

日本国内に外貨や生命保険、株式などの有価証券、不動産などの資産があると全て預金封鎖の対象となるのでは?

預金封鎖が起こった時、銀行に預け入れられている資産が引き出せなくなる。

銀行口座内にある資産は資産税・財産税の対象となり、タンス預金で確保していた紙幣も交換レートが不利になる可能性が高い。

銀行口座や日本銀行券(紙幣)以外は大丈夫かと言えばそんな事はないだろう。

実際、昭和21年に起こった預金封鎖時は不動産も課税対象となっている。

日本政府が把握できて補足できる資産は全て資産税・財産税の対象とするはずだ。

預金封鎖を行うと言う事は、それだけ日本経済や財政がひっ迫していると言う事なので、徴税できるところからは徴税すると言うスタンスになると予想できる。

株式などの有価証券も対象になるだろうし、日本国内で外貨や金(Gold)を持っていたとしてもスムーズに真っ当なレートで変更できなく可能性もある。

金(GOLD)の場合、200万円を超える購入は「犯罪による収益の移転防止に関する法律」により本人確認が必須と現状なっているが、200万円を超えなくても本人確認を取るところもある。

預金封鎖をするのであれば、金額に関わらず本人確認が必要となっていく事だろう。

つまりは、国内で購入した金(GOLD)も財産税の対象となり得てしまう。

また、購入時は身分確認しない会社でも、売却時には身分確認をするケースが多い。

このように、日本国内に資産を置いていると、その全てを狙いに来ることが考えられる。

そうであれば、命の次に大事な資産は海外に逃避させておくことが重要となってくる。

5,000万円を超える国外財産を有する場合は国外財産調書を提出をしなくてはならないし、CRSにより海外にある資産も日本政府は把握できると考えられるが、だからと言って海外にある資産から直接的に徴税できるシステムになっている訳ではない。

CRSにより海外にある資産をどこまで把握できるのか、把握できたとしてどのように活用するのかなど課題点もとても多いように感じる。

そして何より、海外に資産を移す事自体は違法でも何でもない。

脱税や違法性のあるお金はもちろんNGであるが、合法的に得ている資産であれば、堂々と資産移転させれば良い。

資産保全の為の分散投資として、余裕資金は海外に置いておくべきだと思う。


預金封鎖の話をすると、先ずは預金封鎖が起きるかどうかの議論になるが、そんな事は私には分からない。

起こらない事を願うが、起こった時の事を想定してリスク回避しておくことが重要で、それこそが資産保全・資産防衛である。

そもそも、日本に余裕資金を置いていたところで資産価値が向上する訳ではない。

一方、海外では年間利回り3~4%程度で複利運用される金融商品があったりする。

海外に渡航せずとも契約できる金融商品もあり、資産だけ海外に逃避させることが可能だ。

20年後に預金封鎖が起こらなかったとして、日本に資産を寝かしていても資産価値が上がる事は考えにくいが、一方で年間利回り3~4%程度で運用される海外の金融商品を契約しておけば、資産は約2倍になる。

(72の法則で計算すると、年間利回り3.6%で20年後に資産は2倍になる。)

(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!

利回り6%で計算すると、12年で資産が2倍、24年で4倍、36年で8倍になるイメージだ。)

預金封鎖対策を考えれば資産は海外に逃避させるべきであるし、預金封鎖なんて起こらないと思っている人でも、余裕資金を日本国内に置いていては意味がないと感じるべきである。

資産保全or資産運用、どちらにしても余裕資金は日本に置いておくべきではない。

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