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メーカーフェアから受けたインスピレーションで制作活動の幅を広げる

 先日、こちらのメーカーフェアというイベントを知りまして、忘備録的な意味もこめて、いくつか気になった製作物と、自分だったらこうしたいという意見をまとめさせていただきます。

画像はMaker Faire Tokyoのホームページよりお借りしました。

エコバッグ持ってくの忘れるんだよ・・・

 まずはこちらの作品。雨が降っていると玄関で傘を持っていくようにアナウンスしてくれる作品のようです。この玄関でアナウンスというのがポイントであり、忘れ物防止に非常に役立つと考えました。
自分だったら、

エコバッグ持っていないと玄関で光るデバイス

を作りたいかなと思います。
 お恥ずかしながら、私はエコバッグをしばしば鞄に入れ忘れ、仕方がないのでレジ袋を使って買い物をすることがあります。レジ袋の環境負荷についての是非はひとまず置いておいて、やはり環境に優しい企業であるべき小売業社員としてはエコバッグを使うべきかと
 実際に作るとなるとエコバッグにセンサーを仕込む形になるのでしょうか。あまり難しくなさそうなので、いずれ制作してみたいです。

ゲームやめられないんだよ・・・

 以前の記事、ゲームやめたいときにやめられる何かが欲しいと書きましたが、まさにジャストアイディアなデバイスを制作されている方がいらっしゃいました。まあ、私の場合手を止めてくださいというアナウンス程度ではやめるわけがないので、

一定時間が経つと強制的に電源が落ちるデバイス

がいいかなと思います。ゲームの稼働状況を拾って、アクチュエーターが動くということができるものなのですね。

老朽化した店も直せるリテールテックのカケラ

 言い方はよろしくないかもしれませんが、このような旧型のデバイスでもIoTとして再生できるというところに感銘を受けました。老朽化した店は多くの旧式なデバイスを使っていますが、投資額にも限界があり、完全に生まれ変わらせることが難しいのが現状です。
 技術的にできるのか、まだ分かりませんが

冷蔵ケースの温度をIoTで管理して、省電力化

焼きたてのパンができたら店内放送が流れて、商品の値札が光る

といった取り組みができないかと感じます。

マスクしてると笑顔に見えない問題

 コロナ禍でマスクの着用が常用化しましたが、多くの方が相手が笑っているのか分かりにくいという経験をされたかと思います。これは接客が発生する業務において、実は深刻な問題であり、小売業も例外ではありません。コロナ禍当初は多くのお客さまから、従業員の表情が悪いというお申し出をいただいておりました。最近は慣れもあり、お申し出件数自体は減ってきたものの、お客さまが従業員に対して仏頂面な印象を抱く機会は少なからずあるものと思われます。
 うろ覚えではありますが、お客さまが従業員にいだく印象が良いと、客単価が上がるという研究があったような。すなわち、マスクの上からでも良い印象を与えられる工夫は少なからず必要かと思います。ですので、

マスクの上からでも笑顔に見える表情の作り方を学ぶ教育ツールとして作成

してみたいと考えました。

結びに

 メーカーフェアの作品を見ていく中で、初めはこの作品は何に役に立つんだろうと考えながら見てしまっており、発想が貧弱になったと反省しました。もちろん実装してこそ価値があるという意見も、特に企業の視点であれば最もではあるのですが、純粋に面白いものを作りたいという思いが、次のインスピレーションを与え、イノベーションを生み出していくという当たり前のことを忘れていたように思います。
 自由な表現の中から、魅力ある要素を取り出し、新たな組み合わせによって次の価値を生み出すことこそ、求められる姿であることを再認識でき、非常に刺激的な体験でした。次回はぜひ現地で参加できれば幸いです。

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