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赤と青緑、紫と黄色

紙 アクリル

色相環というものがあります。

色という、つかみどころのないものを、数値化し分類し、並べたものです。

この色相環の、ある色の対極にある色が、補色です。

色相的に正反対の色同士である補色を並べて配置すると、落ち着かない気分になるといいます。

絵画も、よくよく見れば、鑑賞者の気分を揺さぶるように配色してあるはずです。心地よい配色もあれば、危機感をあおる配色もあります。

あるとき、そういう色に関する知識を得ると、配色が上手くなるはずだと、わたしは思いました。

色彩検定というものがあって、挑戦することにしました。そうすれば、嫌でも勉強しますから。

結果からいうと、1番下のランクの3級は合格しましたが、2級で落ちました。

勉強不足だから落ちたわけですが、配色に名前が付けられていて、それも微妙なちがいで、いちいち名前がちがっていて、それを当てるのが、非常に困難でした。

負け惜しみをいうと、これができたからって絵がうまくなるわけではない・・と、受かってからいいたかったですね。

画面の真ん中に赤い服を着た人がいて、端には青緑の物がある、という絵は、見る人を不穏な気分にさせるのだそうです。

わたしが紫色に塗った画面に、黄色い円を描いたら、先生が「紫と黄色の組合せは、精神をおかしくさせるらしいですよ」とおっしゃいました。

たぶん意地悪ですね・・・

見ていただいてありがとうございます。イラスト・デザイン・コミックを手がけています。よろしければポートフォリオをご覧ください。 https://salon.io/nobuko/nobuko-portforio