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夢見る夢子ちゃん

我が人生で人より多く経験出来たこと、それは『結婚』。私がなぜ、3度も結婚できたか?今だからこそ理解できた本当の理由とは?




いい年齢になった私は、周りを見渡してみると、年下女子や結婚適齢期女子がわんさかといる。彼女たちの言葉は私の予想をはるかに上回り、揺るぎない自分軸に沿う考え方を持っている。

『結婚したいと思わない。』
『子供が欲しいと思ったことがない。』
『自分が一番大切だから、相手にいらっとすることが多い。』
『連絡すること自体がめんどくさくなる。』
『相手からウダウダ言われることがめんどくさい。』
『結婚してる分際で誘ってくるなんてあつかましい。』
理由を聞くも、説得力のある理由がお上品な口から飛び出てくる。
20代、30代、40代、周りはみんな男前女子ばかりだ。

それに比べ私は、何歳になっても白馬に乗った王子様を待っていた『夢見る夢子ちゃん』だったことに気づいてしまった。
彼女たちに共通していることは、【自分を一番大切にしていること】と【自分軸に沿った選択】をしていることだ。



で、質問される。
『どうして3回も結婚なんてものをできるんですか?』

今の私なら簡単に答えることができる。
『自分軸じゃなくて、他人軸で生きれば結婚できるよ。』
理由を説明すると、これまた納得してくれる。

これは今までの私自身の姿だ。
思い返すと、私は長い時間、自分軸ではなく他人軸で生きてきた気がする。自分を持っているようで全く自分なんておらず、なんとも危うい存在だった。

自分のことなのに自分で決めることができず、答えを自分以外の他者に求めてばかりいた。責任を取るのが嫌だったのか、自信がなかったのか、考えることができなかったのか、正解を求めていたのか、向き合う事を回避し逃げていたのか、一つではなくどれもが理由になるのだろう。


今は結婚制度自体に疑問を持っている。
『結婚』自体はできるだろう。極端な話、【結婚】は婚姻届を提出すればできちゃうのだ。でも、今までの結婚は共同生活を始めることでもあって、そこに自分軸を全面に出してしまうと、うまくいくものもうまくいかなくなる。そんな時、相手に全てを委ねてしまうか、あるいは相手の全てを受け入れてしまうか、どちらかできれば生活はうまくいくのかもしれない。けれど、それが果たして『幸せ』なのか?永遠に続けられるものなのか?大きな疑問が生まれてきた。


・・・自分自身を制圧や抑圧をしたその先と言えば、予想をはるかに上回る超巨大な石をドカンと落とされることになる。それならば一番初めから、自分を一番大切にしていることが一番幸せなのだと今は思う。


もひとつ似た言葉に『わがまま』がある。『わがまま』と『自分軸』は全くもって違うことに最近になって気付いた。
私はただ単に『わがまま』の『他人軸』で生きてきた人間だった。
要するに、『夢見る夢子ちゃん』『お子さま』だったということだ!


その反動なのか?今は全面的に『自分軸』が顔を出してきた。
どんな自分であったとしても向き合い、自分だけには嘘をつかず、自分の心に正直に、しなやかな強さを携え、どんなことが起ころうとも自分の存在のセンターに戻っていきたい。

周りの男前年下女子たちに教わりながら、自分のこれからの時間を楽しみにしている。目を閉じると、息を潜め、静かにニタニタしている私の姿が瞼に浮かぶ。


最近の女子は男前だ!

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