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【365カレーお遍路】本編7:お遍路メモ日記(27〜30日目)

まずはこの投稿を読み始めてくださいましてありがとうごさまいます。

本当に毎回そう思います。


四国お遍路も終盤と言ってもよさそうな段階に近づいているか突入しています。


歩きまくる毎日の中では天気や体調や気力や地図やその他諸々を考慮して行動計画を主に考えています。

歩きながら余裕があったりする時に考えることは実に様々です。

最初の頃よりも、どうしてお遍路なのか?みたいなことを考えたりします。

すると、以前の投稿↓では触れなかったかもしれないことも、あ!そうそう!そうだったかも!みたいな感じで浮かんできたりします。

今日ネパール人と思しき人が働いているお店でカレー食べてたんです

ネパールには有名なエベレストを含むヒマラヤ山脈があって、主にシェルパ族という民族が登山者の荷運びをして現金収入を得たりしています。

荷運びと言ってもトラックやヘリコプターではありません。

身ひとつで担いで運ぶのです。

そんな人々のすごさを本当に感じてみたい。

もちろん当の本人のすごさを体得できるはずもなく、近づきたいと言ったら傲慢かもしれません。

だけど、自分自身の限界に近づいたり身の程を知ったりすることで、実感を伴ってそのすごさを思い知ることができるのではないかと思うのです。

憧れとも少し違う、世界の見え方を味わってみたいような感覚でしょうか。

シェルパのみならず、他にもすんごい人たちの感覚を、自分の体感の延長として想像したいと思うことがあります。

足元にも及ばないとしても、足元に少しだけ近づこうとして、すごさを思い知りたいのです。

どうして思い知りたいのかは今のところ何とも言えません。

そもそも、このことを書き始めてしまったものの、吟味した方がよかったかもとすら思っています。


でも、今の私なりの四国お遍路でも、私なりに限界を感じたりしています。

とはいえ、その限界は私だけの努力のみで決まるものではないことにも気づいております。

気づいてないことにすら気づいていないこともたくさんあるとは思います。

だけど、↑の投稿で募ったご支援のおかげさまで実現できていることがたくさんあります。

本当にどうもありがとうごさまいます。

ちなみに、まだまだ受け付けております。


ちょっとでも違っていたら大変な事態になっていたかもしれないことがたくさんあります。

だけど不思議なことに何とかなってます。

逆に言うと、ぎりぎりとも言えるかもしれませんが、

何故あの時にあの人が現れたのか?

何故あのタイミングで送金していただけたのか?

簡単に使いたくないけど奇跡的です。

このことを地元の方に話してみたら、それこそ弘法大師のおかげなのだそうです。


さもありなん。

人は信じたい世界を信じるのかもしれません。


さてさて、今回もメモ日記を載せまして、この投稿の終わりにしたいと思います。



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2021/10/31 27日目 54番〜58番

昼カレー:カルマ

夕カレー:paoカレーパン


宿に荷物を置いて身軽なイージーモードで体いたわりデイ

高知市のこれでけっこう回復した気がする

残りの行動計画も考える

その通りにはいかないけど

これから街が続くと野宿できそうな場所が減りそうな予感

とはいえ街には宿も色々ある

イージーモード多めにできたりして 柔軟にやっていこう

順番を入れかえた方が早い場合もあるけどとりあえず順番通りにめぐる

地元の人が親切に道を教えてくれる

その道が遍路道でも近道でもない時にどうするか迷う

心は何かを求めつづける

そもそも暮らしは容易ではなくていいメシを食えるのは報いなのかもしれない


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2021/11/01 28日目 59番〜60番

朝カレー:愛媛カレー専門店 藤


父の49日

こんだけ食べても痩せてくのだから食べなかったらどうなるんだろう

毎日の距離を短くしてゆっくり日数もかけてもっと楽しく進むやり方もあるんだとは思う

道を間違えた 地図もよくわからないし 聞こうにも車以外に人がいない

今日の山登りは修行感あった

苦しいけど気持ちいい

意味不明だけど充実している

夜は山の上のお寺の休憩所で一泊することに

お寺にお願いしたら寒いからやめたほうがいいと言われたけどまあ何とかなるはず

寒いけど星がきれい


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2021/11/02 29日目 61番〜64番

朝カレー:ヤマザキカレーパン

夜カレー:サランサランのスープカレー


明るくなる時刻が遅くなってきいます

貴重な?珍しい?経験をしている

これは刺激の少ない日々なのだろうか?

朝のうちに4つのお寺をまわって次のお寺まで40km以上の区間

こんなに長いのは最後かな

果てしないように感じられる道をただただ歩く

果てしないと感じていたのは錯覚だったと事実が教えてくれる

体はどんどん疲れていく

回復も遅い

だけも最初の日々を思い返すくらいに気持ちの余裕はあると言えるのかもしれない

区切り打ちの若いお遍路さんとしばらく一緒に歩く

ちょうどいいペース

今夜はこのお遍路初のお遍路宿に泊まる

オーナーとめっちゃ話した

素泊まりにしたけど過去に泊まった人の寄せ書きノートみたいの読んだらカレーが出たらしい

うーむ


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2021/11/03 30日目 なし

朝カレー:アマノフーズのフリーズドライのカレー

昼カレー:ミラマハル


朝もオーナーと話し込む

便利とは?豊かとは?自分にとって 皆にとって

ちょっとでもいい方向に

そういうことを考えつづける人

少しでも確かに行動できる人

気力はあるし脚力も上がってる気がするけど

疲労が抜けずたまる一方

今日は思い切って距離を短くしてみる

さらに格安ビジネスホテルに泊まっちゃう

本当にご支援してもらえてなかったらどうなってたことか

もっとギリギリまで追い込んでみる手も思わなくもないけど

ほぼ自分個人の意向だけでやってるからなんとも…


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今回もここまで読んでくださっている人が一人でもいてくださるなら幸いです。


ではまた


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