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行動に勝る信頼はない

こんにちは、moikoです。

私のちょっと年上の友達で、いつも素敵だなと思っている人がいます。心づかいが細やかで温かくおおらかで、裏表がなくさっぱりしている。いつ会っても気持ちが良い人なんです。一緒にいて安心できるしリラックスして楽しめる存在です。年に1、2度しか会えませんが、会うたびに自分もこうありたいなぁ…と尊敬の念が深まります。

今朝主人と駅まで歩く道すがら、その友達のことを話したら、「考えてることと、言ってることと、していることが一致してる人は信頼できる人なんだって。その人はそういう人なのかもね」と言われました。「普通は考えてることまで一致するのは難しいけど」とも。

私は、「考えていること、言っていること、していること、の中だったら、やっぱりしていることで信頼感が生まれるんじゃないかなぁ。もっと加えるなら、言ってることとしていることが一致してる人っていいよね」と返しました。

なかなか言動を一致させるのは難しいですよね。人の気持ちは変わるから、昔言ったことなんかを変えずに頑なに行動するのは何か違うとは思うけど、少なくともいつも言ってることとやってることが違う人とは友達になれないな…と思いました。

そんな会話をした後、乗り込んだ通勤電車でのことです。ギター(ベース?)のような身の丈ほどある大きな楽器を持った大学生くらいの若者が乗り込んで来ました。楽器を持った人の後ろには中年の男性がつり革につかまって、背を向けて立っていました。

その若者がちょっと向きを変えた時に、片方の肩にしかベルトをかけてなかったから、大きな楽器がぶらんと回ったんですね。すると、中年男性がつり革を持つ手と反対の手でその楽器をはしっと手で支えたんです。

ノールック!!どうして!?

と思って目線を下にすると、楽器を持った若者の後ろに、女子高生がしゃがんでリュックの中をごそごそ探っていたんです。もし中年男性が楽器を支えていなかったら、女子高生の頭を殴るようか形でぶつかっていたでしょう。

す、素敵すぎる!!!

楽器を持った若者は楽器がぶつかりそうで男性に支えられていたこと、女子高生は楽器がぶつかりそうだったので守ってくれたこと、両者は全く気づいていませんでした。中年男性は1言も発せず、一瞬楽器を支えて女子高生を守り、安全と分かるとすっと手を離しました。

ヒ、ヒーローですか!?あなたは!!

きっとこの人は、普段からこういうちょっとした親切をさり気なくしている人なんだろうなぁ。中年男性さん、誰も見ていないと思っていたかもしれないけど、私はしっかり見ていましたよ!

やっぱり行動に勝る信頼はない!


と感じた朝でした。


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