見出し画像

私の書きたい遍歴について改めて考えてみた。

現在、noteのイベント『この春こそはじめたい!「書く習慣」が身に付く1週間プログラム』に参加中しています。初日はいしかわゆきさん講師の動画を視聴、2日目からはnoteコミュニティ「創作をまなびあう会」に参加し、出されたテーマに沿ってnoteを書いていきます。

こんばんは、moikoです。

今さっき、「オンラインもくもく会」に参加しました。ZOOMミーティング内で、マイク画面オフでみんな黙々とnoteを書いて、終わったら退出する会ですが、

何て斬新!面白い!

と私は思いました。同じ時間にnoteを書いている人達がいるんだと思うと、不思議な気持ちです。「創作を学びあう会」にコメントしたことにも、いいねをしてくれる方々がいて、とても嬉しかったです。そして、リアルいしかわゆきさんは想像以上に可愛かったです。

イベント2日目。テーマは、「あなたがこのプログラムに参加しようと思った理由は? 書くことで実現したいことや理想の状態を考えてみよう」です。

元々、このイベントの講師をされているいしかわゆきさんの著作「書く習慣」を読んだことがきっかけでnoteを始め、イベントにも初めて参加し、コミュニティにも初めて参加しました。それだけで、私的には勇気のいることだったので、今こうして参加している自分を褒めてあげようと思います。

私は、「書く習慣」の巻末にあったテーマに沿って、1か月毎日投稿チャレンジを終えて3か月チャレンジをしているところです。今のところ毎日書いているので、「書く習慣」は身についているのかもしれません。何でこんなことしてるのかな私…と思うこともあったりしますが、無言で励まし合う仲間がいるのはより励みになりますね。

そもそも、私は幼い頃より三度の飯より本が好きで、たくさん読んでいた気がします。それで、文を書くのも好きでした。小学校の先生に書いたものを褒められたり、読書感想文で賞をもらったりすると、子供としてはやる気になったものです。段々、小説家というものに憧れるようになりました。

小説家になれば有名になれて、お金持ちにもなれる、とかそんな中高生らしい夢や憧れ、打算なんかもあったたと思います。大学生にまでなると、そんなことは自分には無理だなと思うようになりました。それでも、書くことが捨てられず大学の講義で創作の授業をとったりしました。そこで、同級生の書いた素晴らしい小説に両膝をつかされました。

社会人になっても、物書きになりたい思いはあって、私の思いを笑わずに聞いてくれた友人が、自費出版の会社で無料で添削をしてくれて、「良い物なら出版のチャンスがあるらしいよ」と、新聞広告の切り抜きをくれました。当時、その会社は毎日のように新聞に広告を出していたように記憶しています。意を決して作品を持ち込むと、新入社員のような若い男性が担当してくれたのですが、添削どころかまったく私の作品を読んでないんだろうなという会話内容で、当たり障りのないことばかりで、結局最後に「自費出版にはいくらいくらかかるのですが…」とお金の話に。それから数日後、その会社は詐欺まがいを訴える人が多かったようで、つぶれてしまいました。

思えば、小説家になりたい、物を書きたいと言いながら、私自身はほとんど何も書いていなかったし、書きたいこともなかった。書きたいこともないのに、書く仕事をしたいってどういうことなんだろうと考えました。ただただ小説家という言葉の響きや華やかなイメージに(実際は違ったとしても)憧れていただけなのかもしれません。小説家になれば人生が一発逆転するんじゃないかなという考えとか。

社会人として働きながら、何かを続けるのって本当に難しいと思います。かといって、学生は時間がたくさんあっても、興味のあることも多いし、社会人とは違うやることが多いと思います。結局私は言い訳ばかりしながら、ずっと書くことを続けられなかった。高校の時に担任の先生に「小説家になるような人は、書かずにはいられない人だよ」と言われたことを思い出します。誰かは忘れたけど、小説家の人で、お風呂の中にまでスマホを持ち込んで書いているという人がいる話も聞いたことがあります。

こうやって長年捨てきれずにいた小説家、物を書く人になりたいという夢。そろそろすっぱり捨ててしまった方がいいのかな、と思っていた時に、「書く習慣」という本を偶然本屋で目にしたのです。表紙がポップで可愛くて、ぱらっと見たら中身もすごく読みやすくて…。その内容は本当に本当に書くハードルを下げてくれるものでした。と、同時に「自分には書くことはもう無理なのかも」と思っていた私にとっては、とても温かい本でした。私がこの本を通してたくさんのことに気づくことができました。

小説などで書きたいテーマがなくても、日々の私には誰かに聞いて欲しいことや、思っていることがたくさんあること。それが私の書きたいことなんだ、ということ。

そして、それを書いてもいいんだ、ということ。

きれいな花を見た時に、誰もが「きれい」と思いますよね。呼吸をするのと同じように。その小さな思いをためらわず文字に起こしてもいいんだ!と思ったのです。

書くことがないと言っても、実は何も考えていない人なんて誰もいなくて、みんな毎日何かを考えている。

ただその考えていることを、人に話したり、書いたりするなんてバカバカしいかなぁとか、価値もないかなぁとか、自分で落選させているのではないでしょうか。

「書く習慣」を読んで、私は立派で壮大な小説が書きたいんじゃなくて、ただただ自分が日々考えていることを書きたいんじゃないかなと思うようになりました。そして、そう思ってもいいんだと。小説みたいにきちんとしたカテゴリーじゃなくてもいいんだと。例えば、メモの端に自分の気持ちを書くように。

書くことを通して自分の思いを大切にしたい!

顔を洗ったり、歯を磨いたりするのと同じように、書くことも習慣化できたら。

私が書いたもので、誰かがクスッとしてくれたり、励まされたり、ほっこりしてもらえたら。

そして、あわよくばコメントしてもらえて、温かい繋がりを広げていければいいな。

それが今のところの実現したいことと理想の状態かなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?