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3つ先の駅までは歩かない

こんにちは、moikoです。

今日は朝から雨でしたね。本来なら浅草へ課外活動の予定だったのですが、延期になりました。学生達がものすごく楽しみにしていたので、残念です。

ほとんどの学生が日本へ来て、初めてといっていいほど電車に乗ります。地下鉄はほぼ全員初めてだと思います。今日はそのファーストステップである新入生も多かったです。

学生達の国に電車はあっても、物を運送するような電車か、1日に何本かの長距離電車です。地下鉄を作る資金や技術などはないし、まだ遠い未来、もしくはできることなどないのかもしれません。

交通の足は主にバス、バイク、トゥクトゥクのように呼ばれる三輪タクシー、といったところでしょうか。

車を所有しているのはお金を持っている一部の人なのかな。経済がどんどん発展してきているので、もしかしたら私が思うより乗られているのかもしれませんが…。

教科書の中に、「駅で地下鉄が止まり困った。周りの人の話だと、3つ先の駅まで行けば動いている」といった内容がでてきます。これが学生達に中々理解されない場合があります。これからこの人はどうするか?の問いに「?」となってしまうことも。

3つ先の駅まで歩いて行けるわけがない

まず、電車になじみがない。地下鉄の駅感覚を知らない。そして、知ってる電車は国の貨物用か長距離電車。

それから、「3つ先の駅まで行けば動いている」については、何が動いているのか?え?電車?だって電車は止まってるのに…なぜ?

例えば区間運行や、別の路線への乗り入れとか、そんなことは想像を絶するわけです。

とまぁ、今まで過去に教えた時はこんなパニックが見られたのですが、今教えているクラスではすんなりと理解されていました。日本に住んで大体1年の学生達です。

このクラスの学生達の読解力が高いのか、日本事情に詳しいのか、分かりませんが、全員一致しているみんなの意見は、

電車が止まっても、3つ先の駅まで歩こうとは思わない

学生達の国は基本的に暑い国です。道もあまり舗装されていません。治安も良くはないので、あまり歩く習慣がないからかもしれません。

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