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アスパルテームに思うこと

2023/7/14、人工甘味料アスパルテームがWHOによって『発がん性の可能性があるもの』に分類された。

清涼飲料水や食品などに幅広く使われる人工甘味料「アスパルテーム」について、WHOは「発がん性の可能性がある」という見解を示しました。
担当者は「摂取が自動的に健康への影響につながることを示すものではない」として、企業や消費者に冷静な対応を求めています。

NHKニュース

アスパルテームは人工甘味料の中では古参で、約50年前にアメリカで生まれ
ダイエットコーラなどの低カロリー食品に使われてきた。
数ある人工甘味料の中でも、日本で一番多く使用されているのがアスパルテーム。
その間、「危険だ!」という声や研究、そしてそれを打ち消す「大丈夫」という研究など、賛否両論の議論の多いものだった。
(現に今も数日前の厳しめの報道とは異なり、「許容量を守ればただちに健康を害するものではない」という柔和な表現に変わった。)

誕生から約50年が経ち、研究の数も積み上がり、問題ない!という見解を示していたWHOが、ついに過去の見解を変更することとなった。

ここにもあれにもアスパルテーム

カロリーオフ、カロリーゼロなどと謳われているものの多くに使われているアスパルテーム。
最近はカロリー調整の目的以外にも、「安い」というのも使用理由になっているように思える。

例えばこんな食品に。

・清涼飲料水
・調味料
・サプリメント
・キムチなどの漬物
・アイスクリームやヨーグルト
・子供用のお菓子にまで。

日本では大人も子供もごくごく普通に手に取れるものに、当たり前に使用されている。
使用量を守れば、というけれど、複数の食品を合算すると、気付かぬうちに多くの量をとってしまう日もありそう。

50年間安全とされていたのに、発がん性・・・

この事実に思うこと。
こういった人工的な食品に関して、後になって「やはり懸念がありました」というのは、悔しいけれどしょうがないことに思える。
食が人体に与える影響は、3世代経ってみないと本当のことはわからないと言われている。
逆に、経年的な研究が積まれていない段階で、なぜ「安全」と言い切っていたのか、そちらに疑問が残る。

どうすれば?

長年よかれと思って食べ続けたものに、害が発覚。
そんな事態を防ぐには。
私たちは食に対するセンサーを研ぎ澄ませる必要があると思う。

例えば、アスパルテームは砂糖の200倍の人工的に作られた甘さを持っている。
砂糖だと大さじ200杯使って出す甘さが、アスパルテームならたった1杯で出せてしまうということ。
アリも寄りつかない甘味料。
なんだか怖くないですか?
そして、砂糖と大さじ1杯あたりのカロリーは同じだけど、使用量がごく微量なので、表記上はカロリーがゼロ。
カロリーが気になる人にも便利で、画期的な強烈な甘さ。

だけど…
体を作る食べ物として、なんとも不自然。そう思いませんか?
(ネオテームという別の人工甘味料は砂糖の1万倍の甘さ…もう何がなんだか。)

不自然なもの、心がピンとこないもの。
そういうものは積極的には近づかない。
消極的な姿勢に思えるけれど、「五感+直感で選ぶ」という私たちの祖先が極々普通にしてきた判断軸は、きっと正しいし、これからの時代こそ役に立つ。

世界に浸透してきたアスパルテームがこの先どういう表現で存在していくか、わからないけれど。(まだ賛否繰り広げられそう。)
自身が食べるものを研究結果や世間の声だけでなく、自身のセンサーで。

知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを。


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