富山の置き薬、池田屋安兵衛商店さんで丸薬作り体験
初めての富山県!
富山といえば置き薬、なんですね。
出産前の私はそれこそ薬全般に頼りっぱなしで。
なんで体調を頻繁に崩すのか、そんなことには目を向けず、対処できる薬を探して飲む!
風邪薬はもちろん、慢性的な頭痛を痛み止めで誤魔化して仕事をしたり、便秘薬、眠れない日は睡眠導入剤まで。
食をはじめ生活全般に気を付けるようになってから、体調を壊しにくくなったけれど。
そもそも、原因を見つめることなく簡単に薬に頼るのはなんだか違うな〜ということにもやっと気づいた。
だけどやっぱりいざという時は頼りたくなるのが薬。
どう選んでどう取り入れるのがいいんだろう。
そんなことをちょうど考えていた折の、富山。
江戸時代から続く和漢薬の老舗薬屋さん。
…行くしかない!
好奇心のままに娘と一緒に丸薬作り体験をさせていただきました!
昔は薬草を練ったものを手で一つずつまるめていたという丸薬。
とてもじゃないけどたくさんは作れない。
その後、大量生産の技術が編み出される。
それがこの道具!
小さな穴が等間隔に空いた金属の部分に練った生地(?)を入れて、ところてんの原理でにゅっと押し出す。
それをナイフ?のようなものですっと沿わせ刃先に載せて台にそっと下ろす。
リズミカルに作業されていたが、簡単にはできない職人技!
見事なまでに美しい…
生地が均一のサイズに。
このままだとポロポロなので、ここから一気にまるめる。
重めの木蓋のようなものを載せてすこーしだけ圧をかけながらくるくると大きく回して一斉に。
なかなか全部を均一に丸めるのは難しい。
昔よく見た丸薬はそんな職人技で作られてたのか。。。
思いもよらなかった知恵と技!!
ほんの数十年前まで、日本ではこうやって生薬などで薬が盛んにくつられていた。
西洋医学の波で、劇的な効果のある薬が次々と導入され、姿を消していった和漢薬。
薬はあくまで解決策の一つ
たまに眠れない日が続いて辛いので、そんな時の薬ってあるのか聞いてみた。
眠りを助けてくれる漢方(精神を安定させる)ものはあったものの、「眠れない日はまずはゆっくりぬるめのお風呂。ライトを暗くして・・・」といった説明を受けて、結局購入はやめることにした。
薬屋さんとは思えないアドバイス。
薬はあくまで解決策の一つ。
即効性ばかりに囚われないこと。
体のことを親身に考えてくれてのオススメがなんとも今の自分にしっくりきた。
さて、そんな富山の薬文化の中で、私は思いがけない調味料と出会うことになります。
そのお話はまた今度。
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!
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