食のかたち

日々の暮らしのなかで、食べものの写真を撮ってます。「食べる日々」というマガジンでエッセ…

食のかたち

日々の暮らしのなかで、食べものの写真を撮ってます。「食べる日々」というマガジンでエッセイみたいなものを書いてます。https://note.com/365_oishi/m/m28b6ce268649

マガジン

  • 写真集「一皿の風景」

    お皿の上に、美味しそうな食べ物が、並んでいる姿が好きです。そんな料理の写真を撮ってます。それらを「一皿の風景」と呼ぶことにしました。写真集のような感覚で見てください。

  • 考える種「Roundabout」

    「食べるってどこからどこまでのことを言うのだろう?」そんな素朴な問いについて考えるマガジン。少し抽象度をあげて、ポエムや抽象画なんかで表現できたらいいな。まずは、ぐるぐるまわる(ラウンドアバウトする)食の世界観について、哲学するように考えていきます。

  • エッセイ集「食べる日々」

    妻がつくった料理を食べる日々。食べたものを写真に撮っていたらエッセイみたいなもを書きたいと思った。食べることを通して思ったことを書いてます。まだまだエッセイとは言えないが、エッセイみたいなものが書きたくて、続けてます。

最近の記事

  • 固定された記事

「食のかたち」について

アカウント名を「食のかたち」にしたのは、それについて考えてみたかったからだ。 「食」も「かたち」も、色々な捉え方ができるので、ずっと考えていられる気がした。僕は考えるのが好きで。できればずっと考え事をポッケの中に持っていたい。ポッケの中のそれを、手で確かめたり、ときどきとりだして眺めてみたりしたい。悩むとも違っていて、遊ぶような感覚で、考えていたい。 考えていると、分からないことが生まれて、それが新たに考えたいことになる。考えてる時間が、次の時間をつくるように、勝手に未来

    • 365日おいしいカレンダー

      インターネットの片隅で小さなサービスを始めました。 「365日おいしいカレンダー」という名前の、オンラインの日替りカレンダーです。 リンクはこちら。 まずは1週間分、しばらくの間は7枚の我が家の料理写真が日替わりで更新されます。将来的に(一年くらいかけて?)365日分の写真を、@life_stand(←Instagramやってます。よかったらこちらもどうぞ☺️)のアーカイブスから編集して公開予定です。 ページつくりは、デザイナー見習いの私(夫)とエンジニア見習いの妻と

      • さくさく系のチョコレート菓子が好きなので、いつかまとめて紹介したくて。最近いろいろテスト撮影中。すこし可愛く撮れるようになってきた☺️

        • 食とカラダのこと。 有元葉子さんの「ためない暮らし」を読んで思うことのメモ。 生活の巡りをよくすることを心がける。理想の循環を考えてみる。 溜めないようにする。溜まってしまっているものを見直してみる。 今あるもの(自分が納得して身近に置いてあるもの)を使いきる。

        • 固定された記事

        「食のかたち」について

        • 365日おいしいカレンダー

        • さくさく系のチョコレート菓子が好きなので、いつかまとめて紹介したくて。最近いろいろテスト撮影中。すこし可愛く撮れるようになってきた☺️

        • 食とカラダのこと。 有元葉子さんの「ためない暮らし」を読んで思うことのメモ。 生活の巡りをよくすることを心がける。理想の循環を考えてみる。 溜めないようにする。溜まってしまっているものを見直してみる。 今あるもの(自分が納得して身近に置いてあるもの)を使いきる。

        マガジン

        • 写真集「一皿の風景」
          8本
        • 考える種「Roundabout」
          0本
        • エッセイ集「食べる日々」
          8本

        記事

          珈琲のお隣さん

          カップアンドソーサーのソーサーにはお菓子が似合う。珈琲の隣に寄り添うように。お菓子はソーサーからはみ出るくらいがかわいいね😊 今日も良い一日を。

          珈琲のお隣さん

          +2

          トマトとウインナーの炊き込みごはん

          トマトとウインナーの炊き込みごはん

          +2

          桃のカプレーゼ

          桃のカプレーゼ

          きゅうりトースト

          きゅうりトースト

          生活感と作品性

          長いこと料理の写真を撮っている。カメラマンでもないのに、まるでお仕事のように、できるだけ料理が美味しくみえるように、わが家の一皿の風景を画角におさめていく。 妻のつくった料理に、作品性のようなものを感じていて、それが生活の中の、日々の繰り返しに埋もれて、消えてなくなるのはもったいないような気がした。だから料理の写真を残している。 そういえば、ずっと昔から生活の中にある作品性のようなものに惹かれている。言葉にするのが難しいのだが、年に数回の特別な日のようなことではなく、日常

          生活感と作品性

          はじめてのスパイスカレー

          はじめてのスパイスカレー

          掬うときから、すでに始まっている。

          ゼロール社のアイスクリームスクープ。1935年に発明され、もう90年近くが経つという、ロングデザインなアイテムだ。我が家にもひとつ、食器棚の一軍エリアで、大御所の雰囲気を漂わせ控えている。 アイスクリームを掬うのはもっぱら私の仕事だ。妻の分と自分の分を均等に盛る。男女平等に、アイスクリームは我が家に平和をもたらす。 ゼロール社のアイスクリームスクープは、ハンドル部分を握ると、手の温かさが熱伝導によって先の部分に伝わり、硬く冷えたアイススクリームを削ぐように溶かしながら、掬

          掬うときから、すでに始まっている。

          クレソンのように

          キャベツよりクレソンみたいな人が好きだ。 シャキシャキで爽やかな、いつでもお呼びがかかるキャベツより、苦味と辛味を持ち合わせた、時々しか呼ばれないクレソン。でもお呼びがかかる時は、代わりがきかない時で、レアキャラとしてみんなから一目置かれる。 すでにだいぶこじれた例え話で恐縮だが、さらに贅沢を言うなら、最初に出会うクレソンさん(勝手な妄想で擬人化が進んでいく)は、サラダ用の少し苦味が柔らかいくらいの方が理想だ。性格はだいぶ癖があるのだけれど、見た目は爽やかな感じの。マーガ

          クレソンのように

          ひとてまかける

          子供の頃、土曜日のお昼ごはんは、いつもお好み焼きだった。広島に数年住んでいたため、我が家のお好み焼きはいつも広島風だった。 母が慣れた手つきで、フライパンに生地を敷き、キャベツをどっさり(想像以上にどっさりと)盛る。並走していた焼きそばと卵焼きも合流し。何度もぎゅうぎゅうと上から押し付け焼かれる。その度に野菜の水分が蒸気となって、支度中のお好み焼きに張り付く家族をやさしく覆う。何層にも食材が密に重なった姿は、とても頼もしく、いつも空腹の子供心を惹きつけた。 大人になった今

          ひとてまかける