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社会性が減って入力ミスが増える

最近、スマホを使っていて、煩わしく思うことがある。

それは、フリック入力の誤字が以前より目に見えて増えていることだった。

上の2文を入力するまでにも、打ち間違いが8回くらい発生していて、かなりテンポが悪い。

長文にわたって誤字があった場合の、消去マークを連打している間に、
なんとなく書こうとしていた内容が、とてつもないスピードで脳内から消し飛んでいっている気がしてならない。

なぜ突然こんなことになっているのか、原因を自分なりに考えたので、それをここに投下していくことにする。

§

まず、最初に思い浮かぶのは、「シンプルにフリック入力の使用頻度が低下している」ことだと思う。

日常生活の中でフリック入力を多く使う場面といえば、友人らとのメッセージのやりとりくらいなもので、
Googleの検索窓に知りたい単語を打ち込む際なんかは、横着して音声入力に頼っている。

そんな状態なので、知り合いとの連絡の頻度が減れば減るほど、フリック入力が下手くそになっていくということになる。

こんなものが人付き合いの量のバロメーターになるとは思ってもみなかった。

7月に入ってから個人的なやりとりをしたのはせいぜい2人くらいなもので、
この時点で過疎化が進みすぎているのが一目瞭然で恥ずかしい。

しかし、状況はさらに悪い。

なぜなら、そのうちの1人、貴重なおともだちとのやりとりの上で、1文字も日本語を使用していないからだった。

しかも私はこの人と旅行に行こうとしている
じゃあ尚更ちゃんとしないと


絵文字がふたつだけ。

半年ぶりに送ってくれたメッセージに、「😄」と返してなんになるというのか。

人に「🙏」を単体で送りつけるためだけにLINEをインストールしてるの?
せめて「よろしくね🙏」とかでよくない?

頑張った上でコミュニケーションが上手くいかなかったならまだしも、これは完全に手を抜きまくっている。
返信をするまでの過程で、脳みそをひとつも稼働させていない。

なぜあんなことをしてしまったのか。
人間関係をナメているとしか思えない。

そういう行動がしっかり積み重なった結果、フリック入力の能力が如実に低下している。

このちょっとしたストレスを、昔の友達に、そして彼との関係性を維持することにちゃんと向き合わなかった罪に対する罰と考えると、
まあ割と妥当かもなと思ってしまった。

この時点で、彼に対して少しでも良い印象を与えておこうとすることを、自分がそんなに重要視できていないことが露呈している。
ひとでなし。

今回は完全にこちらが悪いので例として適切ではないかもしれないけど、
普段から文面上のコミュニケーションの中で余計なことを山ほど考えてしまっていて、
必要以上に脳を疲弊させてしまうことが多い。

面と向かっておしゃべりしている時ならば、表情やら声色やらを手がかりに相手の気持ちを推し量ることができる。

それをした上でも相手の気持ちを読み違えることがたくさんあるのに、
短い文字の羅列しか手がかりがない状態で同じことをしようとするなら、会話をする時の何倍も脳を働かせなければならない。

自分はそれに疲れたし、飽きてしまった。

そんな気持ちが根底にあるせいで、本当に気軽なお話ができる相手以外とのやりとりは、無意識にさっさと終わらせようとしている気がする。

それにしたって絵文字ふたつは酷すぎたけど、たぶんそういう理由なんだと思う。

こんな些細なところからも、社会性の低さが見え隠れしてしまうとは思わなかった。

社会性が低くて、必要以上のコミュニケーションを嫌う人というのは、
きっと皆が易々とこなすレベルのやりとりを遂行するまでに、超えなければならない壁がいくつもあって、
それを乗り越え続けながら生活していく体力が足りなくなって、結局疲れ果ててしまう、というようなことを繰り返す中で、他人との交流に期待しなくなってしまったんだろうなと思っている。



ひとつの文章の中に改行3、読点7、句点1。
もっと区切れよ

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