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みちのく潮風トレイル コースガイド 35/50 南三陸町/石巻市 志津川駅~旧大川小学校

こんにちは。岩手県宮古市あたりを中心に、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークのガイドをしている人です。みちのく潮風トレイルは南下と北行それぞれの向きで全線を2回踏破しています。
ゲストハウス3710というゲストハウスもやっています。宿泊に限らず宮古市に来たらぜひお立ち寄りください。

この記事は、みちのく潮風トレイルを実際に歩いた経験と写真などに基づく、コースガイドです。全線を50セクションに区切って紹介しています。八戸から南下(SOBO)での紹介をしていきますが、分かりづらい場所などは、なるべく逆向きからの写真も織り交ぜて紹介していきます。ルートが分かりづらい場所の写真には矢印を描き入れています。矢印はあえて手描きの書き殴ったようなへたくそな描き方をしています。きれいに描くよりそのほうが伝わりやすい感じがするからです。

北のスタート1番目の八戸セクションと最後の50番目の相馬セクション、この2つの記事はお試し版として無料公開しています。それ以外の記事は有料記事となります。各記事の序盤だけはお試しで無料にしていますので、続きを読む際には課金をお願いしています。

各記事は、何年もかけて、何度もルート上を両方向から歩き続けていて、現在もなるべく常に最新の情報への更新を心掛けていますので、そのためのご支援としてご理解ください。

記事は一つずつ購入だと1記事あたり200円です。また、全線の50記事をセットにしたマガジン形式で一括購入も出来ます。一括購入の場合には5,000円に割引していますので、一記事あたりは約105円となります。
購入済の記事がすでにある場合も、一括購入は必ず5,000円です。

みちのく潮風トレイル全線コースガイド(有料記事)↓

基本的にはセクションハイクを想定した情報を提供しています。テント泊の情報は、公式のデータブックやトレイルサポーターの情報が参考になりますので、あまり掲載していません。(公式にテントを張っていいと認められている場所は紹介を入れることがあります)

(この記事は2023年9月時点での情報で書いています。あくまで記載の情報は目安として、各自の自己責任にて充分な調査や計画のうえで行動に臨んでください。記載内容の正確性や、記載内容を参考にしたことにより生じたトラブルや事故等について、当方は一切責任を負いかねますのでご了承ください)


■志津川駅~陸前戸倉駅

今回は、宮城県 南三陸町 志津川駅から、神割崎を回って、石巻市北上町の新北上大橋までの区間を紹介します。

ほぼ舗装路、30㎞以上、7時間以上かかります。アップダウンはたいしてありませんがアスファルト続きなので、歩きやすい靴で。
公共交通機関が、志津川のBRTを除くと、南三陸の区間も石巻の区間も、平日のみ運行の住民バスしかありませんので、全線の中でもセクションハイクには悩ましい区間の一つです。
通して歩くと30㎞越えますので、2回に分けて神割崎でバスに逃げるか、キャンプ場や周辺の民宿で一泊するほうが無理がないかもしれません。
南三陸町側の住民バスは、志津川付近から神割崎キャンプ場まで。
石巻市北上地区の住民バスは、神割崎キャンプ場と、石巻市河北エリアの道の駅上品の郷(じょうぼんのさと)か、JR石巻線の鹿又(かのまた)駅が始点になります。
区切りを増やすなら、神割崎を車かバスで拠点にしたり、上品の郷からのミヤコーバスで石巻あゆみ野駅方面に出たり、鹿又(かのまた)駅から石巻駅方面に出たり。セクションハイクの場合はそんな感じのやりくりになると思います。

志津川湾の美しさ、北上川の雄大な河口を見ると、全国でもまれなその圧倒的な景観に息を呑むのですが、志津川付近は東日本大震災津波の被害が大きかったエリアですし、北上川の河口沿いも、ゴールにあたる旧大川小学校の震災遺構も、いたましい場所が多く、震災のことをも深く考えさせられる区間です。

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