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VRoidモデルにUnityちゃんトゥーンシェーダーを適用する(3D・URP・HDRP) 加筆中

テクスチャさえ上手く作れていればMToonでも上手く見えるのですが、Unityでの絵作りの際にMatCapやハイライトなど踏み込んだ設定をしたくなるときがあります。イラストやアニメ調の3Dモデルに合うシェーダー「Unityちゃんトゥーンシェーダー」を使って、ここではVRoidモデルに適用していきます。
VRoidモデルは少し特殊で、透明マスクなどを作る必要があります。

Unityちゃんトゥーンシェーダーのダウンロード

ここからUnityちゃんトゥーンシェーダーをダウンロードし、Unityパッケージを「Assets」にドラッグ&ドロップして読み込みます。

3Dはこちら。

URPはこちら。URPもろもろ設定済みプロジェクトの中にシェーダが入っているので、ダウンロードしたものをそのままUnityで開いて調整すると上手くいきます。

HDRPはこちら。Windowsのみです。HDRPもろもろ設定済みプロジェクトの中にシェーダが入っているので、ダウンロードしたものをそのままUnityで開いて調整すると上手くいきます。


シェーダを変更する(3D・HDRP)

1.VRoidのマテリアルを選択し、「Shader」の部分をそれぞれ変更していきます。各マテリアルごとに設定が異なります。

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なおマテリアルを入れ替えたい場合は新しくマテリアルを作成するか複製して、マテリアルスロットに新しいマテリアルをドラッグ&ドロップします。(下の図は顔のマテリアルのみ入れ替えたところ)

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■Toon_DoubleShadeWithFeather
・F00_000_00_EyeWhite_00_EYE
・F00_000_00_FaceMouth_00_FACE
・F00_000_Hair_00_HAIR_01
・F00_001_01_Body_00_SKIN

■Toon_DoubleShadeWithFeather_Clipping(後からマスクを作る必要あり)
・F00_000_00_EyeExtra_01_EYE
・F00_000_00_EyeHighlight_00_EYE
・F00_000_00_EyeIris_00_EYE
・F00_000_00_FaceBrow_00_FACE
・F00_000_00_FaceEyelash_00_FACE
・F00_000_00_FaceEyeline_00_FACE
・F00_000_HairBack_00_HAIR
・F00_004_01_Shoes_01_CLOTH
・F00_008_01_Tops_01_CLOTH

2.「Toon_DoubleShadeWithFeather_Clipping」のマスクを作成してUnityに読み込む

瞳など透過部分がある場合はテクスチャデータをベースに「表示したい部分を白、マスクしたい部分を黒」にして、マスクデータをPNGで作成する。


↓は瞳のマスクデータ

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3.2.で作成したマスクデータを「CllipingMask」にドラッグ&ドロップして適用する

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4.モデル(VRMモデルもOK。その場合はUniVRMのインポートも行う)をHierarchyに設置する

4.Scene・Gameビューを見ながら、シェーダの「Clliping_Level」を調整する

5.下記のバラメータをScene・Gameビューを見ながら調整する

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6.外側を光らせたい場合は「RimLight」にチェックを入れて、Scene・Gameビューを見ながら色を調整する

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7.事前に作った光と影を適用する「MatCap」を使う場合はチェックを入れて、Scene・Gameビューを見ながら色を調整する

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8.輪郭線を設定する。「Outline_Widh」が線の太さで「Outline_Color」が線の色になるので、Scene・Gameビューを見ながら調整する

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シェーダを変更する(URP)

1.こちらの記事を参考に、MToon(VRoidデフォルトのシェーダー)からURP対応のUnityちゃんトゥーンシェーダーに変更してくれるスクリプトを適用する

2.「シェーダを変更する(3D・HDRP)」の5.〜8.と同様にパラメータを設定していく

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