見出し画像

Lesson 3 呼吸の練習。

前回までのあらすじ・・・身の危険を感じるほど水が苦手だったわたしは、小学校5年生の夏、自宅での影練の末、海で潜れるようになりました。中学生になって、さらなる試練が・・・。

どうしたらよいか、わからない

 すこしだけ潜れるようにはなったものの、泳ぐ!にはつながりません。 中学生になり、まわりには水泳を習っていた子たちも多く、泳ぎを習ったことのないわたしは、すっかり落ちこぼれ。
 型どおりのキックや腕回しの練習ではまったく前に進みません。壁に手をつき横を向いて息継ぎをする練習では、苦しいばかりか、だんだん気持ち悪くなってきます。潜れるようになって水泳が好きになりかけたのに、カナヅチに逆戻りでした。

ここでポイント!

 うまくできない理由に、「どうしたらよいか、わからない。」があると思います。ひとつずつ、理解しながら進んでいくとよいでしょう。

はじめは、こわい原因のひとつである呼吸の不安をなくす練習です。

空気のみこんじゃう・・。

 水の冷たさや緊張などから息を吐き切らずに、肺に空気が残ったまま慌てて息を吸うと、吸った空気の一部が胃袋に回って気持ちが悪くなることがあります。そこで、

息ができない不安を少なくする練習

 呼吸の練習は、水に入らなくてもできます。
 カラオケの要領で好きな歌を歌ってください。長いフレーズの途中で息吸いますよね。でもそのあとすぐに続けて歌えますよね。それですわ。
ただ、水泳は息を止める瞬間が混じるので、ちょっとそれらしく練習します

練習① 息を吐けるだけ吐き切る。カラダが丸まっても構いません。   とにかく、もうこれ以上吐けないほど吐いてください。
息を吐き切ろうとすると、たぶんカラダのあちこちにチカラが入ると思います。このチカラをフッと抜きます。さあどうでしょう。勝手に息が入ってきませんか? そうです。息は吐き切ると「勝手に」入ってくるのです。  だから吐き切るまで吸っちゃダメ!  

練習② 今度は素早く、強く息を吐き、力を抜いて自然に息が入ってくるサイクルを連続させてみます。息を吐き切ったあと、自然に息が入るのに加えて意図的に、しっかり息を吸うとイイです。10回ほどやってみましょう。

練習③ しっかり息を吸ってみます。潜ったときをイメージして一旦息を止めます。3秒ほどかけて少しずつ鼻から息を抜き(吐くではなく、息を漏らす感じ)、最後に鼻と口から強く息を吐き切ります。力を抜いて「口から」息を入れてあげる感じでしっかり吸い込みます。10回連続で行います。これがうまくできるようになったら、水の中でチャレンジ。

補 習)鼻から息を出すのが苦手な場合・・・鼻歌で好きな曲を歌う感じで練習してみる。でも、息を吸うときは口でね。

次回はいよいよ水の中での練習方法です。
                     



                                     

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?