![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30660165/rectangle_large_type_2_e967ea65f98241bc6adb19ff4508c463.jpg?width=800)
Story 距離の壁を超える。
💧 ここまでのあらすじ カナヅチ以下の実力なのに、スイミングスクールを運営する企業に入社。 アシスタントで指導に携わる傍ら、自分自身もすこしづつスイマーらしくなってきました。
☆ アシスタントとしての指導も順調です。自分の泳ぎも先輩コーチたちからOKを頂けるレベルになってきました。しかし! 「一度に続けて泳げる距離が伸びない。」 距離の壁にぶつかります。 多くの方が、ここでつまづきます。そして、この壁を乗り越えた方々のほとんどが、「その日は突然やってくる。」とおっしゃいます。
全くその通りでした。そして本当に、その日は何の前触れもなく訪れたのです。
☆ いつものように合計500mを目指して泳ぎ始めました。
25m。順調にターンします。
いつもならそろそろ苦しくなり始める50m。大丈夫です。
75m。普段なら踏ん張りどころですが、スムースにクリアします。
100m。だいたい一旦止まります。けれどこの日は何かが違います。 「行ってしまおう。」
あっという間に200mです。 「ダメなところで止まろう。」 つづけてターンします。
400mです。 「もしかして。」
そして500m。ノルマ達成です。
「来たかも。」
そのまま泳ぎ続けます。
800m。「疲れない・・・。」
せっかくだから、時間もあるし、競技種目でもあるので1500mまで泳いでしまいました。
その日は本当に突然やってきました。しかし、どうしてその日が突然やって来たのか考えてみました。
1 息継ぎが、息を継ぐ動作ではなく、「呼吸!」に変わる。
長く泳げないときは滑らかなリズムでの呼吸ではなく、息を継ぐ動作になっている。
指導する際に息継ぎという表現をわたしは使いません。マラソンの呼吸を息継ぎって言わないですよね。
2 基本姿勢にムリがなくなった。
頭を入れ腕を伸ばす・からだを伸ばす・腰を引き上げるなど、水泳の基本姿勢がムリなくできるようになった。
3 トレーニング効果。
ほぼ毎日、一定の距離や時間を泳いできたために、カラダが適応した。
☆ はじめから多くを求めるのではなく、地道なことを少しづつ積み重ねていくことで大きな変化を実感できるようになるのは、水泳の魅力でもあります。
次回の Storyは、「達人」です。 わたしの水泳観をおおきく変えるきっかけとなった方のお話です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?