Lesson 31 背泳ぎ バサロキックに挑戦!
💧 背泳ぎといえばコレじゃないでしょうか。 水中で上を向いてドルフィンキックです。とりあえずやってみます。
起こりうるケースをいくつか挙げてみます。
・鼻に水が入る
・そもそも上向きで水中にもぐれない
・潜ったはいいが沈んでいく
・進まない
・曲がる
・うまく浮上できない
・こわい
こんな感じだと思います。
やってみましょう。
練 習
手順1 壁に向かって立ちます。
手順2 一旦、アタマまでしっかりと水中にもぐります。壁を蹴ってスター トします。そのときアタマの重みを使って沈むとスムースです。
手順3 しっかりと上向きで蹴伸びをします。
手順4 推進力が落ちそうだと感じたら上向きのドルフィンキックをおこな います。
手順5 みぞおちから上の上半身を「固定!」して、はじめは振り幅の大き いドルフィンキックをおこないます。 手順6 浮上が近づいてきたら徐々にドルフィンキックの振り幅を小さくし ていきます。 手順7 プルを始めるタイミングでバタ足に変えるのが良いのですが、先に バタ足をしてから腕の動作を合わせても構いません。
うまくできない時の対策
・鼻に水が入る ➡ そもそも鼻に水が入りやすい場面は、水中にもぐって から上向き姿勢になるところです。水中にもぐって上 を向く瞬間に鼻から強く息を出すように意識するとよ いでしょう。息を出し切らないよう注意は必要ですけ れど。ほかにも唇で鼻にふたをするという方法もある ようです。
・そもそも上向きで水中にもぐれない ➡
対処① クロールなどと同様、壁を背にして立ち、壁 を蹴って下向きで進みます。速度が維持されているう ち に上向きに反転します。うまく反転できないときは 回転したい方向と反対の腕を水中に下げ、その反動を 利 用するとうまくいくことがあります。
対処② 壁に向かって立ちます。利き腕を頭上に上げ、 反対の腕を進行方向の水面に置きます。水面に置いた腕 で方向をリードしながら横向きでアタマから水中に沈み ま す。利き腕側の足が上、反対足を下にして壁を蹴りま す。選手が練習の際によく使う方法です。
・潜ったはいいが沈んでいく ➡ 腰が曲がると沈みます。みぞおちとへそのラインをしっか りと伸ばすようにしてみましょう。床の上にあおむけに寝 そべるときと同じです。
・進まない ➡ 下向きでドルフィンキックを行い、途中でひっくり返 ってみると感覚がつかみやすいかな。上向きになったと た んに腰が折れると進みません。そこを注意してみまし ょう。
ドルフィンキックの際に上半身が動きすぎてカラダが折 れ曲がったり伸びたりを繰り返してもうまく進みません。
・曲がる ➡ 上向きドルフィンキックの際、左右のキック力の違いなど から左右の足の深さが揃わず、傾きが生じると曲がってい きます。腰かけキックなどで練習するのも良いと思いま す。
・うまく浮上できない ➡ ドルフィンキックの振り幅が大きいままだと浮 かび上がることができません。力を抜いて(これが大切! 力を抜くだけでも浮いてきます。ただし失速しやすい) 徐々に振れ幅の小さいドルフィンキックにすることでスピ ードを殺さない浮上につながります。
・こわい ➡ いきなり水中に入るのではなく、水面で上向きドルフィン を行ってから徐々に水に潜るようにしていきましょう。
☆ キックは、今までいろいろな泳法で練習してきたように、ヒザのウラ を伸ばす と 力を抜く(勝手にヒザが曲がる。)の繰り返しです。これができるとドルフィンキックは自然とみぞおちから下を使った鋭いキックになっていってくれます。腰や、上半身を意識しすぎないこと。とにかく意識はヒザのウラ! です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?