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幸せの連鎖

両親が離婚してること、旦那さんが福祉施設で働いてること、隠したかった。
あの頃、子どもたちの将来の話をしていて「仕事はなんでもいい、プー太郎じゃなきゃいい」とめっちゃいい笑顔で話す友人にびっくりした、信じられなかった。眩しかった。

わたしは見栄の塊だった。
何にもないから。何にもないのを隠したくて。
でも本当はあった。理想を追いはらい、抑えこんでいた自分をだす。今やっと、少しずつ、「わたし」をお披露目している。

昨日、「旦那さんが仕事のストレスで眠れなくて、睡眠薬のみはじめてかさぁ...」という何気ない会話から、オーさんの妹も施設で働いてることを知った。
こんなことや、あんなこと、あるある話。
でてくる、でてくる。

心を通わせられたと思った。
家族以外で、笑顔を抑えられない、喜び溢れ出す、言葉がどんどんでてくる、こんな感覚になることはめったにない。
自分を偽ったり、隠したり、見栄を張っていたら、この気持ちは知らないままだった。

「大変な仕事だよな。私にはできない。」と、話すオーさん。
旦那さんを認めてもらえたような気がした。
嬉しかった。
「旦那、カッコいいのか?」と聞かれて、
「カッコいいかはわからないけど、旦那さんよりいい男を知らない」と言ったら、
「すげぇーな」と笑ってた。
「睡眠薬はやめとけ。眠くなきゃ寝なきゃいい、起きてろって伝えろ」って。

オーさんの上がる時間がきて、しばらくしたら、私服で戻ってきたオーさん。

はじめて差し入れをもらった🍓🥛


帰り、旦那さんがサクサクのシュークリームを食べたいと言ってたのを思い出して、コンビニに寄った。
誰かに何かをしてあげたい気持ちは温かい。

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