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【スイーツピックアップ】ガルボは、どの時代であろうと誰にでも味方であるお菓子。

今回のスイーツピックアップは、明治のガルボについてです。
ビスケットにチョコを浸み込ませた独特の食感が楽しめるガルボ。
25年間売れ続けているヒケツは、社員さんたちによる長年の試行錯誤があったからだと思います。

1.ガルボ独特の含浸製法

1990年代のチョコレート菓子は、チョコとクッキーが分かれているお菓子が主流でした。
明治の菓子開発の社員は、チョコレートと焼き菓子が一体化したお菓子を作りたいと考えていたそうです。液体のチョコレートに圧力をかけてビスケットに浸す含浸製法を生み出しました。

2.広末涼子さん起用のCMで女性がターゲットに。

広末涼子さんによるガルボのCMは、コンビニを利用する女性が支持層となりました。
また、キャッチコピー「新食感ミステリー」と手軽に買えることによっても女性に支持されました。

3.ガルボは、ワークスタイルにより変化して生まれた。

2000年代になると、パソコンでのデスクワークが主流となりました。
2005年には、「ガルボミニ」が発売され、デスクワークの時に食べやすい工夫をしたそうです。ガルボを半分にしてチョコレートが手に付きにくくするコーティングをしたそうです。
衛生的で食べやすいですよね。

4.ガルボシリーズの展開

明治は、多様な食ニーズに応えるためにガルボシリーズを発売しました。

・2008年:「ガルボチップス」
・2010年:「ガルボボール」
・2011年:「ガルボキューブ」
・2012年:「ガルボツイスト」
・2014年:「ガルボプレミアム」、「か~るいガルボ」
・2015年:「ガルボミニ」と「ガルボプレミアム」。この時、チョコスナック系のアイテムをすべて終売させました。

5.ホワイトチョコレートの含浸製法も出た!

2016年に「コク旨キャラメル」が人気となりました。
ホワイトチョコを含浸させた菓子をキャラメルチョコでコーティングしたもの。
丁寧に作り上げていると感じますよね。
今までにない味を楽しめると好評だったそうです。

6.コロナ禍でもガルボの存在がある。

新型コロナウイルスにより、テレワークを行っている企業もあります。その中で、在宅でのオン・オフの切り替えができない人が多くいます。
そこで、食感とチョコレートの味わいが仕事と休憩を切り替える役割であると明治は考えているそうです。
つまり、ガルボは、やる気スイッチのようなものですね。

7.ガルボは、消費者のライフスタイルに沿って変化しつつある。

明治は、今後もガルボらしさを生かしたシリーズを増やしたいとしています。
食べ方の提案をSNSに発信する等、消費者との新しい接点を作り上げていくそうです。
現代は、情報化社会なのでSNSは欠かせませんよね。
時代にニーズに合わせて事業転換をしているとも感じました。

ガルボは、ライフスタイルとともに変化をとげてきたことから今日でも愛されるお菓子だと思います。






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