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VTuberは、僕らが望んだ「次元の壁を壊してくれる存在」なのだろうか。

お久しぶりです。

前回の「KU100を所持しているVTuberを凄い軽く紹介するだけ」から一ヶ月も間が開いてしまいました。

この間色んな記事を書こうとしましたが、全部萎えて削除したりを繰り返していました。

この記事は、VTuberの俗にいう「中の人」や「前世」「魂」の話題に触れるので、苦手な方はブラウザバック推奨です。











さて、本題に入ります。

VTuberという存在は、全オタク達がはるか昔から夢に見た「次元の壁を壊してくれる存在」になりうるのではないのか、ということ。

ですが次元の壁を破ることは、業界では何故か「タブー視」されることが多いのが不思議に思いました。

VTuber文化自体は、四年前の2016年の末にキズナアイちゃんがデビューしたことから始まり、それまでになかった「バーチャル空間でYoutuberをする」というアイデアと、新たな可能性に、着々と人気が集まり、翌年2017年末にニコニコでバズった事による一大ブームが出来上がります。

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17年末には、ミライアカリ、輝夜月、ねこますとアイちゃんを含めた四天王と、ヒメヒナ、織田信姫、シロちゃん、富士葵など、たくさんの著名人が人気を博しました。

この、2016年から2017年の一年間を「四天王時代」と僕は呼び、この頃のVTuberスタイルを「第一世代VTuber」と呼んでいます。

この頃から、「中の人」についての討論がネット上にて起こります。

しかしこの頃はまだ「キャラクターとして演じつつ活動をする」という「声優の延長線」や「イメージキャラクター」の意識が強かったため、良しとする意見とそうでないという意見で分かれました。

次第にそれは後者の方が強くなっていき、今では「触れてはいけない話題」になってしまいました。

そして2018年2月、後に大手となる「にじさんじ」の一期生がデビュー。

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その内の一人の月ノ美兎が大バズリしニコニコで話題となり、一大ブームを巻き起こした。

その後もにじさんじから次々とやべーやつがデビューし、月ノ美兎ブームから「にじさんじブーム」へと変わり、大きな人気を博しました。

にじさんじに続く形で、アイドル部、ホロライブ、ゲーム部プロジェクト、Re:ACT、Balus、あにまーれ、ハニーストラップなどの「箱」と呼ばれる事務所やユニットが続々と活動を開始し、「エンターテインメント」の一つにステップアップしました。

上記に記載したユニットの配信スタイルに寄せて、個人勢が一気に増えたのもこの辺りからです。

この2018年から今日に至るこの期間を僕は「箱の時代」と呼び、第一世代とは大きくかけ離れたこのスタイルを「第二世代VTuber」と呼んでいます。

この「箱の時代」になってから、中の人とガワの心理的なモノが一気に一つになったので、企業勢の人気が大きくなったことと、ゲーム部の騒動や、キズナイ分裂問題も相まって、中の人について触れるのはこの頃からより一層厳しくなったなと僕は思います。


この歴史を振り返って思ったことが一つ

結局お前たちはVTuberに何を望んでる?

歌?ゲームスキル?ASMR?それともてぇてぇ?

確かにそれは俺も望んでる。俺も第二世代から推し始めた人間なんだ気持ちは分かるぞ。

でもオタク達の「次元の壁を壊す夢」を叶えられるのは他に誰がいる?

いや、VTuberしかいないね!

それをお前たちが妨げてどうすんだって話よ。


……まぁここで俺が愚痴ってもどうしようもないんだけどね。

たまに「VTuberはこうあるべき!」と言って第一世代のスタイルを正しい在り方として紹介し第二世代を侮辱する記事を見かけますが、VTuberはまだ生まれたばかりのコンテンツ、色んな在り方があって良いと思います。

勿論、次元の壁をぶっ壊そうとしてるVTuberだっていてもいいよなぁ???


そう思っているとあーら不思議!

素敵な配信があるじゃないですかぁ!!!!

不二野ありす、おぎのみのり、しげひで、黒須やひろの”コスプレなどを通して次元を超えて活動する”VTuberを集め、これからの在り方やコスプレの魅力を語り合う配信が行われました。

この配信で語っていたこの4人の思いこそが、次の「第三世代VTuber」となる可能性を秘めているのではないかと思いました。

第一世代が「3Dモデルを使って動画形式で気軽に見れる」スタイルで

第二世代が「配信を通して限りなく素に近い状態で内面がよく見れる」スタイルならば、

第三世代は「コスプレなどを通して次元を跨いで活動する」ということになるのだろうか。

そう考えると、カケラのような存在のVTuberがちらほらと思い浮かびます。

ニコニコ黄金期に「ハイポーション作ってみた」で人気を博した馬犬さん。

美少女ゲーム業界の草創期から数々の名ヒロインを演じた声優、民安ともえさんと成瀬未亜さん。

ホラーゲーム実況で人気のガッチマンさん。

ホロライブの百鬼あやめのママで、歌と踊りとイラストなどで活躍するマルチタレント、ななかぐらさん。

少し違いますが、中の人が最初から公表されている「作品の世界から飛び出してきた」VTuber、可憐ちゃんと咲夜ちゃん、花穂ちゃん。

他にも、別人として扱ってるけど大体察されてる犬山たまきや、先ほどのコスプレ談義にも出演していた大田区議員おぎのみのりちゃんなど、"次元を跨いで活躍する"VTuber自体は、既に昔から活動しています。

人気はあれど、賛否両論というのが現状です。

しかし、「大っぴらに次元を跨いで活動するVTuber」が大バズリすれば、第三世代の概念は「次元の壁を壊し、2つの次元を跨ぐ」ということになります。


ここまで語ってきましたが、「第三世代VTuber」の概念がどうなるかは、全く想像が付いてません。

もしかしたら、また別のアイデアになるかもしれないし(現状を考えると正直こっちの方が可能性はでかいかも)、第二世代で止まってしまうかもしれません。

後者のような事が起こればきっと、本当にVTuberは冬を迎えてしまうでしょう。

だからこそ、新たなアイデアが必要なのです。

そして、遥か昔からオタク達が望んでいた「次元の壁をぶっ壊す夢」を叶えるためにも……

でもどんなアイデアが、次のVTuberの世代を作るかは、明日になってみないと分からない……









~最後にお願い~

ここで語ったことを他のVライバーに押し付けるのは、ライバーさんの迷惑になるので絶対にやめてください。

特に企業勢のライバーさんは、運営から法的措置を取られる可能性があるので絶対にやめてください。

ご理解とご協力をお願いします。


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