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古賀史健
2015年8月26日 23:59
あるとき、「ぼくはばかなのだ」と決めてから、人生がとてもらくになった。卑下するのでもなく、謙遜でもなく、もちろん冗談でもなく、ただただ純粋に自分をばかだと思うことにしたのだ。自分がかしこい証拠を探しまわり、それを万人に証明せんとする人生は、とてつもなくつらい。つらぽよ、つらたん、つぁらとぅすとら、である。かつての自分がそこに躍起になっていたからこそ、「かしこいわたし」の無間地獄はよくわかってい