見出し画像

梅しごと①どの梅を買ったらいいの?

梅しごと、まずは梅を入手するところからです。長野では、例年5月末~6月末、産直では~7月初旬くらいまで梅が店頭に並んでいます。

しかし、今年は気候により梅不作とのことで、店頭から梅がなくなるのが例年より早まるかもしれません。この不作年、何年かに1回あり、珍しいことではありません。反対に「豊作だ~!」という年もあります。梅干しは何年も保存できるので、不作年は少しだけ、豊作年にたくさん仕込んでおく、というのもよいかと。

▼選び方
このあたりのスーパーで買える、大きい梅は主に3種類。

・南高梅
・白加賀
・豊後(ブンゴ)

この3つを個人的に分類すると、

南高梅/白加賀・豊後

南高梅か、そうじゃないやつか。というと、大げさですが、それくらい熟した南高梅は香りが華やか!皮が薄くて、梅干しにすると果肉ふんわりに仕上がります。

もう一つ、南高梅は「追熟する」、白加賀・豊後は「ほぼ追熟しない」という違いがあります。

スーパーで売っている梅は、ほぼ未熟の状態で出荷されています。バナナやトマトといっしょで、青くて固いうちに収穫され、トラックで運ばれてきます。「追熟」とは、収穫した後も置いておくと、バナナみたいに熟してくる現象のことです。南高梅の場合「香りが芳醇になる」「果肉が柔らかくなる」というメリットがあり、おいしい梅干しになります。

このような特徴もふまえて、個人的には、以下のような使い分けをしてます。

梅干し:南高梅(大きめ、熟したもの)
梅酒・梅シロップ:白加賀、豊後(小さめ、未熟のもの)

南高梅を買ってきたら、ポリ袋を開けて紙袋や新聞紙の上に出し、直射日光の当たらない窓の近くや廊下、玄関口など(風の通りがよくカビが生えにくい場所)において、梅が黄色っぽくなるまで置いておきましょう。

樹上で熟した完熟梅を買いたい場合は、農家さんから直接お求めいただくとよいと思います。いろいろありすぎてどこから買えばいいかわからない、という人もいるかもなので、わたしの好きな梅農家さんのHP貼っておきます。

梅の収穫期、梅農家さんは毎日祭りのような忙しさらしいです。わっしょい!
到着日時は指定できませんし、お問い合わせしたところで見るヒマあるのかどうか。もうさ、無事に祭りが終わることを祈りましょ。がんばれ梅農家!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?