【短編小説】それはカフェラテのように(中編)
前編はこちら☕
21時58分。面白そうなので、喫茶店前の書店に来た。
あの男の子、まさか私に恋愛感情を…?
それとも相談事だろうか?
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「来てくださって嬉しいです!」
喫茶店以外で会うなんて初めて。お互いに緊張を隠せない。
「書店のスタバ行きませんか?あ、強引にすみません!」
「いえいえ、全然!スタバ行きましょう」
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私はドリップコーヒー、男の子はスターバックスラテを持ち、唯一空いているテーブル席に座った。
「突然すみませんでした。その…実は僕、小説を書いていて、お仕事のことを聞いてみたいんです」
ランチタイムから閉店まであの喫茶店で働き、夜は小説を書いているらしい。私より3つも年上と判明。名前は池田さん。
「童顔でよく大学生に間違えられます」
とカフェラテのようにふわっと笑った。
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仕事で辛いこと。楽しいこと。閉店時間まで話し続け、私の口から
「よかったら、私の家に来ませんか?」
と出た。
池田さんは驚いた。が、私はもっと驚いた。
・・・
ご覧くださって、ありがとうございます!
なんとか後編で終わりそうです。次回もどうぞお楽しみに。
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