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手製本講座で習った本作り

仕事以外では、もう、ほんとにどこにも行っていないので、次の本づくりのアイデアを考えながら、かつて習った手製本をひろげてみた。

今週は装丁家の女性、ツムラ氏に習った手作り本の装丁の画像を!

まず1点目は「和綴じ本」。基本の綴じ方だけど中身は和紙ではなくクリアファイルを入れたものが面白かった。この後、自分で様々な綴じ方、様々な用紙を使用して試作してみたが、凝り出すと奥が深い和綴本なのだ。

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2点目は、なんていうのかな?「封筒綴じの本」。ページがすべて封筒でできているので、中になにか入れてもいいし、封筒の代わりに絵葉書綴じにしてもいいかもしれない。

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3点目は、リボンを使った凝った綴じ方の本。表紙は合皮でじゅうこうかんがを出してみる。背の部分に糸や紐で綴じ目を見せる本は他にも色々あるようだが、結構難しい。いつかまたチャレンジしてみたい。

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4点目は、様々な要素が詰まった本。まず、中身は段違いの紙をちぎって閉じたページがあり、写真を入れられるポケットタイプのページがあり、名刺やメモを入れられる封筒のページがある。カバーは畳んで紐がけで閉じる仕組みになっている。パージの綴じ方も普通の中綴じとはまた違っている。手の混んだ作り方だったけど、丁寧に教えていただいた。他の生徒さんたちはセンスのいいものを作っておられたけど、私のはデザインが今ひとつだなぁ。ここは、自分のセンスを磨いていかないと。。。

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5点目は、文庫本のカバー替え。手ぬぐいを使ってハードカバーに仕上げたもの。講習を受けながらだと、まあまあできたが、いざ一人でつくるとなると、面倒くさがりの私にはできるかどうか???

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6点目。蛇腹本。布の表紙に凹凸をつけたもの。この蛇腹本の形式は、今も時々展覧会用に制作している。私の中では一番作りやすい手製本だ。

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最後は、個人で使用のために作った正方形の蛇腹本。このジャバラ部分のページを増やし、直方体の本を作ってみるのも面白そう。次なる課題かな?

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装丁を工夫した手作りの本。習ったことを思い出しながら、これからも新たな制作をしていきたい。

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