食品添加物について

今回は食品添加物について調べてきました。皆さんは食品添加物を気にしてますか?食品の安全性を気にしたことはありますか?好きなものを好きなだけ食べている人もいると思いますが、だいたいの方は食の安全性を気にされていると思います。

私はとりあえず「外国産の安い商品より、国産の商品を買っていれば安心だろう」という程度の認識でしたが、今回調べてみてその認識の甘さを痛感しております。



なぜ入っているのか

食品に入っている添加物は、無意味に入っているものはひとつもなく、商業的なメリットは多くあります。 

その例としては以下のようなものがあります。
保存性が増す
腐りにくい
発色が良くなる
匂いが良くなる
味が良くなる
少量で甘くなる
天然の物より安くなる
大量に均一に製造できる
加工が簡単(増粘、乳化、膨張、凝固、ゲル化など)
このような商業的なメリットのために食品添加物は入っています。

食品添加物を入れないと、商品の値段が高くなり、賞味期限が短くなり、廃棄物(フードロス)が増えるので、商業的には添加物をたっっっぷり入れたほうが儲かるということがよく分かります。


食品添加物のタイプ

食品添加物をタイプ分けすると以下のようになります。
長持ち系(防腐剤、安定剤、保存料、酸化防止剤、PH調整剤、防カビ剤)
味変系(甘味料、酸味料)
着色系(発色材、着色料)
香り系(香料)
加工系(ゲル化剤、凝固剤、膨張剤、結着剤)
栄養強化系(ミネラル、アミノ酸、ビタミン、カルシウム)




日本の食品添加物

食品の安全性にはうるさい日本人ですが、実は、世界一の添加物大国は日本です。

それは認められている品目の数を比較してみると分かりやすいです。
イギリス21品目
フランス32品目
ドイツ64品目
アメリカ133品目
日本1500品目(指定添加物だけでも464品目、既存添加物365品目、天然香料約600品目、一般飲食物添加物約100品目)

という事で、日本は添加物だらけなのがよく分かりますね。



ちなみに1980年代は約300品目だったのが20年で1.5倍にまで膨らんでいます。海外では減らす方向が主流ですが日本は世界の流れに逆行しています。

そして数字を見れば明らかなように、例えば海外では絶対禁止とされている添加物も、日本では余裕で流通しています。


基準値の緩和

数が多いだけでなく基準値もどんどん緩和されています。例えば発がん性が指摘され、欧州議会では2022年までに段階的に完全禁止を求める決議を可決している(その他の国も輸入禁止や全面使用禁止を決めるている)「グリホサート」という除草剤の残留基準値を大幅に緩和しました。(2017.12.5厚生労働省)



でも安全性に問題がないなら良いですよね?

国が認めたものだから絶対安全ですよね?

添加物は厚生労働大臣に安全が認められているから添加できるのであって、国は絶対に間違えないのですよね?

国の安全基準はしっかりしていますよね?

では問題がないなら、なぜ海外では危険だとされているのか不思議ではないですか?

規制している海外の方こそがおかしいのでしょうか。


私は不安です。


安全性が確認されているなら、どうして使用量に限度を設けたり、表示義務を課しているのでしょうか。

それは安全とは言えないからではないですか?




食品添加物のデメリット

さて、私には真実は分かりませんが、ここで一般的にデメリットだと思われている項目をいくつか挙げてみたいと思います。(一部食品添加物ではないものも含んでいます)



発癌性(特に胃癌と大腸癌)
アレルギー性
遺伝毒性
血液を汚す
体内に蓄積される
短期間で単体での安全性調査のみされているが、複合的に、長期間摂取を継続した場合の安全性は不明
胎児や乳幼児への安全性は不明
亜鉛の吸収を阻害して味覚障害をもたらす
ラットの実験では発癌性が認められている
胃腸の機能が損なわれる
下痢をする
体に慢性的な炎症を起こす(特にトランス脂肪酸と砂糖)
腎臓に負担をかけている
イライラする、キレやすくなる(特に白砂糖)


さて、いかがでしょうか。


これらデメリットの全てが嘘で、全ての食品は安全だと信じたいですね。


 私が個人的に怖いのは『短期間で単体での安全性調査のみされているが、複合的に、長期間摂取を継続した場合の安全性は不明』ということです。

食品はそれのみ単品で摂取することはなく、必ずいくつかの食品を同時に食べます。食べ合わせによっては体内でどのような化学反応が起こるか分かったものではありません。その組み合わせは何億通りにもなるのでその全てを調べることはできないのかも知れませんが、そこがまた怖いところです。


買い手の責任

さてここでご紹介したいお話があります。それは、食品添加物については「作り手にも買う人にも双方に責任があるという」意見についてです。

というのも、食品添加物は売れるから入っているのであって、誰もその商品を買わなくなれば、自然に廃れていくのではないでしょうか。

現代の日本の食文化としては、不自然な色や匂いや食感がとても好まれています。

ふわふわで
モッチモチで
トロトロで
プルップルが
好まれていますが、これらの加工は全て食品添加物のたまものです。

つまり私たちは自分で選んで好きで買っているのです。なにも強制的に買わされている訳ではないのです。食品添加物のたっぷり入っている商品のほうが「魅力的」だから売れているのです。たとえ健康に悪くても値段も安く、賞味期限も長く、食感も良いほうを消費者は求めているのです。

これは否定できません。消費者は買いたいから買う。企業は売れるから売る。それだけの話です。私はできるだけ避けようと思いますが、あなたが何を買い、何を買わないかの選択はあなたの自由です。


今回のnoteは以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございます。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。

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