見出し画像

冷蔵庫なき生活と炊飯器 3日目(昼夜206円)

30分の道を歩いて辿り着いた図書館は、閉まっていた。
それもそのはず、今日は月に一度の休館日だそうで、このことを知らなかった僕が悪い。
うなだれながら行き道の暑さをごまかしていると、背後に車が乗り付けた。
「あら」「なんで閉まってるのよ」
マダム、僕も同じ気持ちなんですよ、僕に言わないでください。

そんな結末もつゆ知らず、7時50分に目覚めた僕は、たっぷり10分のごろごろをして、それから立ち上がった。
10分の猶予はなぜあったか。お米が炊ける時間だからである。
炊けたお米を確認してから、昼ご飯を作っていく。

すごく暑い。ならば酢の物しかない。あとは適当にスープを作る。
ヤカンでお湯を沸かす。これはどうしても自慢になってしまうが、弟からのプレゼントである。
沸かしたお湯を、乾燥わかめにかける。膨らんでくることを見越して少な目が肝要だ。
次にトマトを小さく切っていく。今朝は半分ほどでいいだろう。
手が空いた隙に小鍋に200ml程度の水を入れる。
先ほど切ったトマトの半分を小鍋に入れ、煮立たせる。

さて、ここまでやるとわかめがいい感じにいい感じになるので、水を切ってトマトの残りと塩を入れる。
軽く揉む……のは面倒なので、お箸でつつく。水が抜ければいいのだ。
水が抜けるのを待っている間に、スープがふつふつとなる。
ここでコンソメを適量と、お好みのしょうゆを入れる。あとは時間が完成まで持っていってくれるよ。

ヤカンにお湯をもう一度。今度は朝の紅茶を淹れる。
本当ならミルクティーが飲みたい。いずれロングライフ牛乳を買おう。
わかめとトマトの水が抜けたとか関係なく、酢と砂糖を入れる。砂糖は「ちょっといれすぎ」くらいがいい。その分運動しよう。

今日の主役は酢の物でもコンソメスープでもなく、炊き込みご飯だ。
前日の夜からセットしておいたお米を盛り付け、写真のように。

コンソメスープはたまに食べると非常によい

ショウガが効いた炊き込みご飯は、夏バテにも聞くと僕の中で話題だ。
ちなみに昼ごはんは、レーズンと煎り豆。大豆は昨晩から水に漬けておいたものである。

お米が36円、野菜が30円程度、大豆が20円で、レーズンは30円くらいか。調味料を20円程度としておくと、朝昼で116円の貧食になる。
ちなみにこのnoteは夜に書いているわけだが……昼ご飯が不足していたことを明記しておく。


図書館まで30分、図書館から最寄りのモスバーガーまで10分、それから隣町まで歩いて30分、帰り道が40分。猛暑の中歩けたのは、レーズンのおかげだ。
それにしても疲れたので、夜ご飯は豪華にしたい。
帰り道に業務スーパーに寄ることができたので、様々な食材を買った。これで常温生活も多少は……

小鍋に大量の水を入れる。沸騰したらひやむぎ(うどんはなかった)を入れ、時間通りに茹でる。
その間にトマトとピーマンを切る。
ひやむぎを上げ水にさらす。その時、小鍋に少しのお湯を残しておくと、もったりしたカレーうどんができる。

晩ご飯はカレーうどんです。

ひやむぎを茹でたお湯を少し残して、出汁パックとクミン、コリアンダー、唐辛子、ショウガパウダー、トマト、ピーマンを入れる。
多少お湯が冷めたあたりで、おいしい土を溶かす。
あとは大体ガス火が何とかしてくれる。
盛り付けたら、写真のようになった。

上に載っているのはスライスガーリック。こういうのが夏の元気を醸成してくれる。
ひやむぎが30円、野菜類が20円においしい土含め調味料が30円? 合計で、多めに見積もっても90円? あれ、思ったより安い。またやろう。
あとでしっかり歯磨きをしないといけないね。


コーヒーの卸値が上がっているらしい。原因は猛暑で、特にインスタントコーヒーに使われがちの安価なロブスタ種が不作だそうだ。
さらにさらに、チョコレートの価格も上昇している。これも猛暑が原因で、なんと契約量の半分を出荷できなかったそう。
うちの近所に素敵なチョコレートのカフェがあるのだが、ここの主要なチョコレートの産地はガーナで、まさに値段が上がっているところだ。
心配だ、なんか嫌なニュースが多いな、と思っていたら、アメリカで缶詰ブームが来ているらしいと見た。

そうだ、もっと缶詰を好きになろう。
缶詰は君の味方だ。
常温保存ができ、賞味期限が長い。
もっとたくさんの缶詰に出会いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?