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コロナ当事者になったら、保健所からのパルスオキシメーターはどうやっても遅く送られるシステムになっていることが分かった

はじめまして。
コロナ禍になり早3年、友人やその子供などが罹ったと数人から話は聞いていたものの、今まではなんだかんだ無縁で過ごしてきましたが、この度ついにコロナの当事者になりました。

子供がコロナに罹ったのは、通っている保育園の0歳児クラスでクラスターが発生したためで、これはいくら大人が日常を気をつけていても避けようがないものだと実感しました。

コロナに関して、国や地方自治体(※)の対応が遅い/悪いという声があることは聞いたことはありましたが、想像を超えてきていたので、どうにか記録を残し、僅かばかりでも発信できる手段はないかと思い、初めてnoteの登録・投稿をすることとしました。

※コロナの担当部署は多岐にわたりますが、本記事では自治体、市の保健課、療養サポート窓口などをまとめて保健所と表現させていただいております。



今回判明した問題は、
パルスオキシメーターがコロナの症状がある時期に間に合って届かないこと」、
それ以上に、
不要な人に不要なタイミングで送ることが原因で必要な人に届くのが遅れていること
ということです。


パルスオキシメーターについて

まず、パルスオキシメーターは、2歳未満・基礎疾患あり・高齢者のいずれかに当てはまる「重点観察対象者」に対して自治体から送付され、体温や症状などとともに血中酸素飽和度(SpO2)を毎朝報告(※)することとなっています。
それ自体は有効な対応だと思います。
今回お伝えしたいことは、「パルスオキシメーターを私の家に届けてほしかった」ということではなく、「必要なときに必要とする人の元に物品を届けるような仕組みができていないことが問題」ということです。

※コロナの当事者になってから知りましたが、毎日9時に厚労省からSMSでリンクが送られ健康状態を回答、神奈川県からはLINEが来て健康状態を回答することになっており、なぜ二度手間になのか不明です。わざわざ問い合わせて電話で何十分も待つのが面倒なので従いましたが…。

経緯

  • 日曜

    • 夜に子供が発熱(38℃後半)

  • 月曜

    • 正午に病院にてコロナ陽性判定

    • 深夜に子供の発熱のピーク(39℃後半)

  • 火曜

    • 昼頃にほぼ平熱になる(37℃台)

    • 14時に保健所から電話連絡

    • 「翌日(水曜)の午後にバイク便でパルスオキシメーターが届きます」

    • 「配食サービスは金曜から土曜あたりに届きます」

  • 水〜金曜

    • 何も来ない

保健所の対応

  • 土曜

    • 朝に保健所へ何も届いていない旨電話

    • コロナの症状が落ち着いてから3日経過しており、パルスオキシメーターの送付は不要であると伝えたところ、「重点観察対象者にはどうしても送付しなければならない」「返却もレターパック投函のみで簡単だから受け取ってほしい」と電話口の対応者に言われ、このマニュアル対応を覆すのはまた(※1)時間が取られると思いやむを得ず了承

    • 昼〜午後にパルスオキシメーターと配食サービス(※2)到着

※1
なお、電話の際には本人確認で10分弱保留状態で待った後で、あなたの名前が保護者として登録されていないため何の照会も手続きもできませんと言われ、夫に電話を代わってさらに5分待ちました…。
こういう入れ違いがないように、陽性判定を受けた病院では私の名前と連絡先だけを書いておいたのですが、保健所に伝わったのは私の書いた内容ではなく、住民票か児童手当か何かを勝手に参照したのか夫のみの保護者登録になってしまったようです…経緯や理由は分からないままです。

※2
配食サービス(ヘッダ画像はその一部です)も十分に遅く届きました。
おかゆなど助かるものももちろんありますが、カップ麺8食分など、全体としては年齢が一切考慮されていない内容です。そのため、子供や高齢者がいらっしゃる方は自分たちで備えが必要です。また、神奈川県の場合、重点観察対象者以外の多くの方は基本的には配食サービスがありませんので、自分で備えが必要です。もちろん配食サービスがないよりはありがたいのですが、頼ることを前提にはできません。 

改善はそんなに難しくないのでは?


結果としては、私が電話をした時点(パルスオキシメーター到着予定日から2日半後)では発送の手配が進んでおり、発送を止めるには間に合ってはいないのですが、
要らないと言っているのに送ってくる、そのことにより、今日その時点で送っていれば助かったはずの人のところに届いていないのでは?という気持ちが止みません。
コロナの対応で関係部署の方は、日々本当に大変な思いをされているかと思います。パルスオキシメーターを送る作業一つをとっても、人手が必要ですし、そもそも物品在庫がないと送ることができないはずです。そんな中、うちのように不要な家庭に送付してしまうことで、送る手間が発生し、かつ自宅療養期間中保有し続けることにより1週間から10日ほど他の人への発送に回せない機器が生じてしまいます。

うちの場合は、パルスオキシメーターを要するような緊急性の高い症状が子供に出なかったので結果的には問題ありませんでしたが、結果的に重大なことが起こらなかった事例の積み上げで問題となるべきことが問題となっていないことは自治体としての対応プロセスが誤っていると考えられます。

多くの方が作業に携わるため、マニュアルはもちろん必要なものではありますが、その対応マニュアルに要らない人には送らない、ただそれを追加するだけで不要な複数のプロセスが改善されるのではと感じています。

最近では第7波の到来とも言われています。
今後、コロナに罹った方、その家族の方、保健所関係の作業をされている方、全ての方々の不安と負担が軽減されるような仕組みとなることを願って止みません。



ここまでお読みいただきありがとうございました。
noteのシステムに詳しくないのですが、もしよろしければ、♡をお付けいただくなど、少しでも反響をいただければ幸いです。

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