推理ゲームについて思ったこと

推理ゲームが好きだ。
証拠品を集め、証言者の話を聞き、理詰めで真相に迫っていく。真相にたどり着いた時の気持ちよさに、ゲームならではの演出や音楽が加わるときの快感は他のジャンルではなかなか味わえない。

とは言えあまり多くの推理ゲームをプレイしてきたわけではない。逆転裁判シリーズとダンガンロンパシリーズを一通り押さえたくらいだ。変化球だがHerStoryやIMMORTALITYも好きだ。最近だとレインコードにハマった。兄貴がさんまの名探偵をやってたのを見てた気がする。

推理ゲームは他のゲームジャンルに比べて新しく作らなければいけないものが多いと思う。
大筋のストーリーに加えて、事件部分のストーリーも新しいものを作らなければならない。シリーズものならなおさら前作と同じことをやるわけには行かない。

ほかのジャンルでもそうだが、ゲームはストーリーとシステムで常に新しいものを作り続けないといけない。その中でも推理ゲームはプレイヤーにヒントを過不足なく出し、伏線をさりげなく明示し、じっくり考えれば誰でも納得できる結論へ導かなければならない。
それだけなら小説も同じだ。
でもゲームはプレイヤーに操作させて真相に辿りつかせないといけない。推理ゲームはジャンルの性質上、システム的にできることに限界がある。ソウルみたいに敵を倒せば真実が出てくるわけではないし、ローグライクなダンジョンを突破すればゴールでもない。
結局はプレイヤーが証拠品なり矛盾を突きつけていくしかない。そのためにいろんな制約をかいくぐって作られた推理ゲームは本当に尊敬する。

ゲームという表現方法の限界に挑んでいるのはもしかしたら推理ゲームなのかもしれない。

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