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この世界を楽しむこと・・・不登校の体験から

もう10年以上も昔のことだけど・・・

うちの長女が不登校になったときのこと。

あれは、長女が小学校3年生になった初めての学期だったと思う。

当時は、まず自分を責めちゃった。

何が悪かったのかな。
何が事前にできたのだろうか。
何を見落としたのかな。
自分の性格とか言動が悪影響してしまったのだろうか。
などなど。

まだ子どもだったから、理由を聞いても「分からない」「学校には行きたい。でも、朝になるとお腹が痛くて行けない」の繰り返しで、やっぱり原因は親である自分ではないのか?と自問自答。

「別に行かなくてもいいよ」と私は言うのだけど、私の中にまだ吹っ切れていない部分があるものだから、それを感じ取って、「明日は行くよ」と言ってくれる娘。
本当に申し訳なかったなと今では思うけど・・・

で、私は考えに考えて、ある時ふと思いついた。

「そうじゃん! 私がこの世界を楽しめてないし、この世界を信じてない。それなのに学校なんて行けるわけないじゃん!」と。

かなり突拍子もない思いつきかもしれないけど、私にとっての解決策になったのです。

早速、閃いた次の日、最低でも今学期は学校を休みますと連絡。当時、次女は幼稚園だったのですが、送り迎え&お弁当作りも面倒になった私は次女も休ませました、笑

で、何をしたかと言うと、3人で遊びまくったのです。

ある時は海に行き、ある時はいろいろな楽器を体験させてくれるワークショップに行き、また、ある時は絵を描きに行き。とにかく、行きたいな、やってみたいなと、少しでも心が動いたことは、3人で体験しに出掛けていきました。

平日に遊ぶって、超楽しい。
電車は空いているし、海も人が少ないし。
しかも、次の日朝早く起きて学校に行く必要もない。
疲れたらいつまででも寝てていい!そんな素敵なことって、そうそうあるものじゃないので満喫しました♪

そして、このときに出会った方々は、みなさんいい方ばかり。誰ひとりとして、学校は?と聞く人はいないし、好きなだけ体験させてくれたり、同世代の子と触れ合うほうが辛いだろうと言うことで、違う時間帯を作ってくれたり。本当に素敵な体験を安心してできました。

5月くらいから8月まで、遊びまくりました。そういえば、宿題とかも一切やらなかったな〜笑

そうして迎えた9月。
「今日から学校行くよ」
と娘から言い出して・・・
私は心配になっちゃって、その日はクラスまでついて行こうって思ったのです。が、しかし!下駄箱のところまで行ったら、お友達と会って、振り返ることなく教室まで向かっていきました。

なんだったんだろう???
と思ったのだけど、そっと家に帰りました。それ以来大丈夫です。




世界って楽しいことがたくさん!
まだまだやってみたいことがある!
出会う人、みんないい人!
親身になってくれる人はたくさんいる!
世界は広い!
いっぱい居心地のいいところがある!
笑えるんだもん、きっと大丈夫!
幸せな時間はいくらでも作れる!

これが当時私が学んだこと。
正直、私が癒され楽しんだ数ヶ月でした。


ぎゅっとなってる世界から抜け出すことは難しいと思う。

でも、世界は案外広い。

面白いことも、いい人も、隠れているだけ。

そういうの探しに出れるといいよね。

大人も。





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