痛み　と　涙

痛みは人を苦しめる。

頭痛とか、胃痛とか、もう取り除いてしまったはずの臓器でさえも痛みを発することがある。

原因が分かっても、定期的に訪れる「痛み」。

例えば、肩こりが原因で頭痛が起こる・・・と分かっていて、定期的にマッサージなどに通ってケアしているけど、やっぱり頭痛が起こるから鎮痛剤で対処しています、とか。

ものすごく頑張って、生活習慣から見直して、運動もしているのに、どうしても頭痛に悩まされています、とか。

痛いのって、本当に辛いよね。

身体のケアをするだけでは、痛みは手放せないのです。

身体のケアだけでなく、泣いてほしい。

そんなことを言うと、みんなキョトンって顔をするんだけど・・・

身体のケアだけでなく、泣いてほしいの。

自分の身体さんを優しく撫でながら・・・

こんな状況に追い込んで、ごめんなさい
こんなに苦しくさせて、ごめんなさい
いつも蔑ろにして、ごめんなさい
いつも辛い状況に追い込んで、ごめんなさい
自分に優しくできなくて、ごめんなさい

本当にごめん。

声に出して言ってほしい。

そして、「ごめん」が終わったら、心からの「ありがとう」を伝えてほしい。

こんな状況なのに頑張ってくれて、ありがとう
こんなに蔑ろにしていたのに頑張ってくれて、ありがとう
こんなに疲れていたのに、ありがとう
ずっと鞭打っていたのに、ありがとう
見てみないふりをしていたのに、ありがとう

本当に、ありがとう。

そして、泣いてほしい。
自分のために。

いつのまにか、痛みから解放されています。

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