古都を舞台に描かれる“記憶”の物語 映画「慶州 ヒョンとユニ」 #187
映画を観ていて、演技にひきつけられることもあれば、脚本の妙に「あ!」と声が出てしまうこともありますし、映像美にため息がでることもありますよね。
韓国で“映像詩人”と呼ばれているチャン・リュル監督の映画「慶州 ヒョンとユニ」は、まさに映像から浮かび上がるイメージをみつめているような作品でした。
<あらすじ>
北京大学教授のチェ・ヒョンは、先輩の訃報の受けて大邱(テグ)を訪問。友人と、先輩の思い出や7年前に行った慶州旅行について話をするうちに、ひとり慶州へ行くことを決める。葬