愛猫 コウタのこと
2022年3月28日、22時過ぎに愛猫コウタが亡くなりました。
7歳目前の6歳で今までどこも悪くなかったし、2週間前までモリモリご飯も食べて元気だったので、きっと本にゃんでさえもこんな風に亡くなるなんて予想してなかったと思う。
もちろん私は…後悔と情けなさと悲しさとで心の整理なんて多分一生できない。
でもコウタを理由にして日々を無為に過ごすことは許されないので、コウタの7歳の推定誕生日である今日・2022年5月5日、少し踏ん切りをつけるためにメモを残すことにします。
上手く書ける気が全くしないけども。
細かい闘病記は割愛するとして、発端から亡くなるまでを端的に時系列にすると下記の通り。
・3月15日 横に倒れ口呼吸(1回目)、病院では肥大型心筋症による心不全の疑い
・3月17日 再検査で心筋症ではなく膿胸の診断、心嚢水抜去
入院を経てその後少しずつ回復してるかに思えたが3月24日深夜に倒れる(2回目)
夜間救急にかかった後、通院・セカンドオピニオン外来に行くが悪化しているように思える
・3月27日 3回目に倒れた際に、日曜診療の近所の病院で経緯を訴えイチから検査
精密検査を要すると言われたため、最短の翌日に精密検査予約
・3月28日 日帰り入院で精密検査→即日検査結果の連絡あり細胞診の結果もがんの疑いが強く、大学病院の二次診療予約依頼
・3月28日 21時過ぎに倒れ(4回目)、夜間救急に行くもなすすべなく息を引き取る
倒れてから亡くなるまで、5つの病院に通院8回・入院3日間
日帰り含めた入院の送迎を入れると病院に足を運んだのは10回以上、でも回数なんて何の意味も無かった。
亡くなる当日28日19時ぐらいに、大学病院での二次診療が決まったという電話があったのだけど、電車に乗ってて出れなくていつの予約ができたのかわからないまま逝ってしまった。
(予約できた日は亡くなってからも確認しなかった、知っても知らなくても後悔することは他にああるから)
コウタは私にとって初めての猫で、かわいくておかしくてひたすらに愛しかった。
毎日抱っこする度に『あと20年は一緒に居て長生きしてね』と話しかけていたのに。
もっと日々を大事に、もっと一緒に遊んであげれば良かった。
もっとすべてを目に焼き付けておけば良かった。
もっともっとコウタを助けるために必死に努力すれば良かった。
最初に倒れた時にかかりつけ病院じゃなくても一刻も早く診てくれる病院を探しまわっていたら…
19日に退院してから2回目に倒れるまでの間に大事をとって通院していたら…
もっと早く最後の病院にかかっていたら…
もっと上手に薬を飲ませてあげられていたら…
もっとたくさん強制給餌をして体力をつけさせていたら…
私じゃなくて他のおうちの家族になっていたら…
最初に倒れた時に突然死してもおかしくない状態だったと思うと、そこから最後まで必死に生きてくれたコウタに私は何をしていたんだろう。
頓珍漢な通院・入院をして改善せず、投薬や強制給餌で辛い思いをさせてたんだと思うと本当に申し訳ない。
大学病院の二次診療がかなわなかったので最終的な診断確定はできないのだけど、疑いが強かった心臓がんは”発見から2週間が勝負”と腫瘍科の先生が教えてくれた。
私は2週間のほとんどを”町のお医者さん”である個人開業医に診てもらっていてどこかで疑問を感じていたはずなのに、それをただ信じようとしていただけだった。
今までの人生で“起きた事を受け入れる”という生き方をしてきたと思ってたんだけど、それは何かに必死に抗う努力をしていないということでもあったんだな。
もう抗うことすらできないけれど、コウタが亡くなったという事実はなかなか受け入れられない。
会いたいよ、触りたいよ、甘えたいよ、コウちゃん。
今日こそはと午前中に書き始めてから、途中ご飯食べたり泣きながら写真を見返したり書いたこと消したりして、今19時半なわけなんですが(苦笑)、恨み辛み悲しみを書いても読んでくれた人は何も得られないと思うので、コウタさんとコウタの保護主pさんから教えてもらった自分的学びも書いておこうと思う。
・動物病院(獣医)は飼主がきちんと選ぶこと
町のお医者さんに診せる症状なのか、総合病院に診せる症状なのか
改善しなければセカンドオピニオンや転院は早めにバンバン決断する
→大学病院は二次診療(紹介)のみなので、提携大学病院があるかを確認するのも大事
・どんなに健康でも年に1度は健康診断受けること、シニアになったらドックも受けること
→コウタが亡くなってから我が家の2頭も健診受けており、くろまめは持病発覚
・血液検査をするなら追加料金払ってもSAA(炎症マーカー)を付加すること
※コウタは最初血液検査は正常値だったが、最後の病院のSAAが異常値でがん疑い→精密検査となった
最初からSAAを受けていれば、もっと早く疑うべき点があったかも
・所得に余裕がないなら、元気なうちにペット保険に加入しておくこと
→病気になったら数十万〜百万なんてあっという間、コウタは保険加入してたので資金面での治療への躊躇はほぼ無かった
それまで5年ほど払ってた保険料は今回の保険金請求でほぼペイされた
・ホームドクターは飼主である自分、獣医は病気の知識・治療はできるけどその子を一番知っていて異変に気付きそれを伝えることができるのは自分だけ-by pさん
猫の心臓病は実はすごく多くて、猫の15%は心臓になにかの欠陥があると説いてる獣医さんもいるぐらい。
好発種の純血種じゃなくてMIXでも症例は多いし、猫の突然死のほとんどは心臓疾患によるものという見解もあるので、猫飼いの方にはシニアになったら腎臓の心配だけじゃなくてレントゲンや心臓マーカー調べることをお勧めしたい。って、ど素人が上から目線ぽい言い方で嫌なんだけど、後悔するくらいなら検査なんて安いもんなんです、本当に。
と、一旦20時前に書いたやつを今見直してるけど、どうにも散文がまとまる気がしない。
noteは後で修正できるし、今日のうちにアップすることに意義があるということで。
2022年5月5日 23:50
(5月8日追記)
今は悲しくて寂しいけど、コウタと暮らした日々は幸せでかけがえのないものでうちに来てくれてありがとうしかないよ。
コウちゃんがどう思ってたかはわからなくなっちゃったけど、うちに来たことを悪くなかったと思ってくれてたら良いな。
悲しみや後悔は背負いつつ、6年以上の幸せな日々を笑って思い出したい。
(そうなれる日が早く来てほしい)
猫は最高!
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