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【読書記録】明けた1月


2月の投稿の下書きでも書くか〜!
と思ってnoteを開いたら、1月すら書いていなかったことに驚き慌てて投稿しています。

・ガーデン 著:千早茜

2024年一発目は千早先生の著書。
植物を愛し自分だけの庭を手入れすることで他者を寄せ付けない壁を作る主人公。寄ってくる女性をみんな遠ざけてしまうような不思議な存在感だった。
植物の種類などが詳細に描かれていたのが印象的。


・消滅世界 著:村田沙耶香

生命式の時も思ったけど、テーマが難しい!
性を汚いものとして扱われる世界で生き抜こうとするが、最終的には自分も多数の意見に飲み込まれてしまう人間の悲しさが描かれている。
いい意味で、気持ち悪さや不快感で後味がものすごく苦い。


・傲慢と善良 著:辻村深月

刺さると話題だったのでどれどれと読んでみたら見事にブッ刺さって倒れました。
人間の傲慢な部分と善良であろうとする部分が的確に描写され、それは誰にでも当てはまるような気がして、他人事と思えず苦しみながら読んだ。
しんどいと思いながらも怒涛の展開にページを捲る手が止まらずあっという間に読了。


・世界でいちばん透きとおった物語 著:杉井光

小説家の父の遺稿を探す物語をメインとしながら、非常に凝ったギミックが隠されていて、ストーリーの展開を追いかけていくうちに明かされる秘密に仰天。
確かにこれは電子書籍では出せないし、ネタバレは禁忌だ。
読みやすい内容なので少しでも気になる方は手に取っていただきたいと思う。


・本日は、お日柄もよく 著:原田マハ

清々しいお仕事小説。
スピーチライターという影の立役者にスポットライトを当てた珍しい作品。
政治も選挙も嫌いで正直関心は低かったが、この作品を読んで少し興味が湧いたし、スピーチライターという職業も気になった。
スピーチの極意はいつかどこかで役に立つかもしれないので覚えておきたいと思った。


・夜明けのすべて 著:瀬尾まいこ

PMSに悩まされる女性とパニック症候群を抱える男性の話ということは結構ヘビーな内容なのでは、と思ったが読んでいて激しくしんどくなることはなく、終始暖かさを感じる物語だった。
二人の周りにいる人物たちがとにかく優しい。
症状は違ってもお互い無意識のうちに理解しあって支え合う姿は良いと思った。


・おいしいごはんが食べられますように 著:高瀬隼子

あらすじを知らなかったので飯テロ系ほっこり小説かと思って読み始めたら全然そうではなく、むしろご飯をテーマにここまで不幸な物語があるなんてと絶望した。
展開はもうひたすらしんどくて苦しい。登場人物全てに苛立ちが湧き起こるほど後味が悪い。
苦しいのにあっという間に読んでしまった。
ダメージは大きいけど、こういう不快感MAXな話すごく好きなんですよー。。


・そして生活はつづく 著:星野源

ゆるりとしたエッセイ。
今はあちこちに引っ張りだこな源さんにも、平凡な日常とか思考があったんだなあとほっこり。
読んでいて自然と元気が湧いてくるような本で、どこか懐かしさを感じた。


そういえば春頃に引っ越しを考えていて、初の一人暮らしなので家具とか家電とかどうしようかなーって、いろんな人の投稿を見ては悩み続けています。

とりあえず本棚と推しグッズの整理はなんとかしないと。

一人暮らししたらもう少し投稿頻度を上げたりできるかなあ。

では。

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