音楽で表現する"食"と"科学的空想(SF)小説"
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QB_Code1451
2045年6月2日 900, main st., waterbeeの一角にあるラップグループQBCodeの博物館を訪れた。このグループは、シンプルな曲と複雑怪奇なリリックで世界のステージを沸かせていた。4年前に月での最終ライブを終えて解散した。博物館は当時QB Codeのしようしていたライブハウスの一角をオーナーが改造して作られた。真ん中に飾られているのは、最後の楽曲「1451」であった。最後の楽曲に人々は驚愕した。QB Code自慢の歌詞がなく、ループ音のみが収録されていたからだ。ただ、QB Codeファンは納得した。この曲をAIに聴かせて、QB Codeのモデルを適用すると適切な歌詞を聞くことができた。
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Cold reset
2047年8月14日 明治白金シアターで上映された邦画映画「思うょ。」がとても印象的だった。主人公が悪夢に魘されながら起きると、目の前に二本足で立っているイルカが見つめている。3mはあろうかというイルカだ。イルカなのに足がある。で、目の前に突っ立っている。しかも、めっちゃこっち見てる3mの。イルカだからさ、超音波出してくるんだよ。しかも、高周波数の音のはずだけど部屋の家具で散乱されて低周波成分の音も入っていて可聴域に入った音がめっちゃうるさい。3mのがなんか言ってるのをAGIが訳してくれるんだけど、語尾が全部「思うょ。」なんだよ。多分、これはこのAGIに登録された日本国憲法第十一章補足第百四十条 "日本語の主観表現の努力義務"に起因する。これは、日本語には主観しかないため全ての語尾に「思うょ。」が付加されるというもの。まだ3mの楽しそうに喋っている。耳鳴りがしてきた。サイバー空間のコメントも全部「思うょ」が付いている。言葉の弾丸が「思うょ」がついているだけで、ふにゃふにゃになっている気がする。…という冒頭から始まって、ここから…
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