野球と帽子と坊主と

このあいだ某高校を訪問しました。すれ違うたびに野球部員からあいさつを受けました。

「オッサンであっても先にあいさつすべきだ」と思うのですが、野球部員はそれを見越したかのようにあいさつをします。

他の部員だってすれ違うときにはあいさつをしてくれます。が、野球部員の場合は「帽子を取って」あいさつをする。これは「あいさつをしている」ことが明確です。

これで逆に思ったのは、「帽子って必要か」ということです。

歴史的な経緯から、野球では帽子の着用することになったようで、習慣からルールへ、という変遷があるようです。

他のスポーツで帽子をかぶるのはかなり少ないのでは。ゴルフは多いと思いますが、テニスも少しいるかな？　競馬はキャップっぽいものをかぶっていますが、あれは枠順が分かるようにという目的がはっきりとしています。
そもそも、帽子はつけなくても野球の競技上には支障はないはず。

ただ、年中帽子をかぶる競技だと、少なくとも長髪が鬱陶しいことはたしかです。短い髪になるのが自然です（坊主を推奨するわけではありません）。

あと、真夏に坊主や短髪だと、猛烈に汗をかいたあと、水を頭からかぶってもタオルでひと拭きすればオッケーなのも、短髪や坊主の利点（坊主を推奨するわけではありません）。

高校野球では、部員の多くが坊主頭で、それが野球人口の減少の一因ではないかと言われています。
利点はあるのかもしれませんが、それが当たり前、という文化は見直しが必要な気はします。どうでしょうか。

#野球が好き