新しい環境
わが子が大学に入学しました。
レアな進路
わが子の出身高校からその大学へ進学した人はひとりもいないそうです。
ちょっとマニアックな学びを提供している学校です。その分野を学びたいと思っても、関東で数校しかないのです。
いわゆる「マンモス校」ではなく、中規模大学の部類に入ると思います。スポーツでもほとんど活躍することはありません。
「まぁそんな大学をよく選んだなぁ」と思いますが、「名前」ではなく「内容」で選んだ結果だと思います。
ここへ進めたのも運命的な流れでもあります。この学校は数年前まではるか遠方にありましたが事情があって移転。移転したからこそ、通学出来る事になったのです。
おそらく今後、知名度もあがるはずです。
私とは大違い
私はといえば、明らかに「名前」で選びました。何を学びたいのかというビジョンがまるでなく、「とりあえず有名な所に入れたらとりあえずいい所に就職出来るかな」という漠然すぎる状態でした。
そう考えれば、今の苦しい生活はそんな怠惰な考えで引き起こされたといえます……大学に入ってから訳の分からない事に興味を持ち始め、ちっとも有名じゃない進路を選び、社会人になって半年で路頭に迷うことになりましたので。
知り合いは居なくとも
話を戻しますと、わが子は知り合いゼロの状態で入学しました。
私の場合、大学入学時は高校時代の級友が3人ほどいましたが、不思議なことにその級友と行動していたのはほんの数日。あとは学内で知り合った人との関係が続きました。
中学進学時は、小6の時のクラスメイトがたったひとりでしたし、中3になった時には他市に転居して知り合いゼロの中学校に転校しました。
私はもともと人を呼び寄せるようなキャラでもなかったですが、数名程度でしたが助けてくれる人にも巡り合え、それなりにおもしろく日々を過ごすことができました。
という経験があるので、スタート時点では「知り合いゼロ」でも、私はあまり気にしていません。
いわゆる「陽キャ」は早々にグループをつくってワイワイやっているんだそうです。
わが子は「じゃない」側です。そして、「じゃない系」の人と情報交換するようになったようです。
「人数が問題じゃないよ」と思います。
桜が満開という最高の景色の中で入学式を迎えられたのですが、入学式が開かれた会場には全く桜がなく……。
そういう入学式であっても、晴れやかな気持ちで迎えられました。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。