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『すごい左利き』を読んだ感想と思い出

先日、すごい左利きの広告を街で見つけて本屋さんで買った。
本を読んでもう少し早く知っていれば…。と思う内容があったのでnoteに残しておきたい。

私は左利きだ。
現在の両手の主な役割分担をまとめてみた。

左は繊細担当で右はパワー担当とおおよそ分担が決まっている。

知ることができてよかったこと

・頭の中にイメージがあるのに言語化できない
・考えをまとめるのに時間がかかる
・イメージで記憶する
・右手を使って思考力を高めるができる
・直感を大切にする

すぐに言語化できないことや、考えすぎて話が噛み合わなかったり、
思考停止することが以前からの悩みだった。
性格上の問題か単に頭が悪いだけなのかも…と諦めていた。(開き直っていた。)
右手を使うことで左脳の思考力の部分を鍛えられるとのことなので、
右手でも繊細な作業をして左脳を鍛えたいと思う。

イメージで記憶はとても共感した。
昔から画像として記憶することが多く、
テストの問題が教科書の何ページの右下に書いてあったと言っても
周りでそういう覚え方をしている人がいなくて疑問だった。

社会人になってからは、たくさんの人の名前を覚えなければならず
完全に覚えるまでは画像で記憶することが多い。

例えば、名前を忘れたらまずその人に会った時の画像を思い出し、
名札を付けていたら画像を拡大して名札を読んで名前を思い出す…という流れだ。しかし、この画像の記憶は一時的で徐々に画質が荒くなり、効率の悪い覚え方である…。服装や髪型、雰囲気などは長期的に記憶できるが、言語化が上手くできないため、伝わらないことが多い笑
(結局、完全に記憶するには声に出して覚える方法が私には効果的だった。)

左利きの思い出


学生の頃、左利きはクラスに2〜3人くらいしかいなかった。
当時、当たり前なことだったため深く考えたことはなかったが、
日常の些細なことで苦労していた。

家庭科の授業でりんごの桂剥きをグループ毎に1人ずつ1周して切れないようにするという日があった。私以外はみんな右利きだったため参加できずに見守っていた。今はこの悲しい経験から、桂剥きは右手でもできるようになった。

一番辛かったのは大学の時にあった椅子と机が一体型の右利きのための机だ。
初めて存在を知った時、絶望した。しかも、ひたすら教授の話をメモしないといけない講義だったので、苦痛すぎて翌年は講義を選択しなかった。

左利きでよかったこと

左利きと気づかれると左利きなんだ!と大体言われる。
うらやましい、かっこいいと言われると普通に嬉しい。
縦書きの国語と作文を書くときは手が汚れない。
周りで左利きがいると親近感が湧く。
様々な視点で物事を見ることができている気がする。
右手も頑張れば使えるので、左手を怪我してもなんとかなる。

…………書き出すと薄っぺらい内容になってしまったが
私は左利きでよかったと思う。

まとめ

脳科学は非常に面白い。
右利きの人でも参考になると思うので、気になった人は本を読んでみてほしい。

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