日曜日には、雨もやむ。
あかんな、これ。
書いても書いても面白くなる気がせーへん。
下ネタ混じりで笑えへんとか最悪やん。
なんでこんなしょーもないもんしか書かれへんねやろ。
これは、人様に読ませる文章やないな。
そんなことを考えながら書いている文章が、面白くなるはずもない。
「週3回は更新する」と勝手に自分ルールを決めたので、書けなくても何か書かねばと無理くりアップしたが。
僕が愛するあの人や、僕が尊敬するあの人や、僕が友情を抱くあの人や、
あるいは、僕を愛するあの人や、僕を尊敬するあの人や、僕に友情を抱くあの人に、
このクソつまらん文章を読ませたくないなと。
そう思ったら即座に削除していた。
何が面白くて、何が面白くないのか。
すっかり自己肯定感が下がってしまった自分には、判断できなくなっていた。
「やまない雨はない」と言ってくれるけど。
雨はやんでも、びしょ濡れになった体はすぐには乾かないんだよ。
日曜朝空道
ただ、自己肯定感が高かろうが低かろうが、僕の空道の指導日はやって来る。
僕が指導を担当しているのは、日曜朝のクラス。誰も自己肯定感の低い先生には教わりたくないだろうから、自己肯定感は上げて行く。
というか、勝手に上がる。
動いてみて、ミットを打ってみて、実際に人と戦ってみて、
「俺はまだ戦える。大丈夫」
と安心する。
冷静に考えると、四十過ぎたオッサンの自己肯定感の上げ方が、自分の「強さ」を確認すること以外に無いというのもどうかと思うが。
自分が指導している映像を見てみると、その辺の幼さが声に現れている。
年相応の「重み」のような物が、まるで無い。
薄っぺらい‼︎
子供の頃に想像した「四十代半ばの武道の先生」というのは、もっとドッシリしたもんだと思っていたが。
更衣室にて
コロナの影響で長らく使えなかった更衣室だが、やっと使えるようになった。
シャワー室は、まだダメだった。
これ、完全にここで誰か殺された跡だよね?
もしくは誰か自殺してるよね?
いざ解放されても、もう怖くて使えない。
「なら、犯行に使われた凶器も置いときましょう」
稽古仲間の澤田松胤(本名・澤田拓郎)が、カバンからトンファーを出して置いた。
一見さわやかイケメンなのに、なぜカバンに常にトンファーやヌンチャクが入っているのか。
その辺には触れずにおいた。
闇が深そうな気がしたので…。
体育館を出たらどしゃ降りだった。
駐車場まで走った。
ねぇ、「やまない雨はない」んじゃなかったの?
スイーツ
「明日は、空道終わったら3時にスイーツ食べに行って、夜はラーメンね‼︎」
前日の土曜日から、嫁は今日何を食べるか決めていた。
スマホで検索した良さげなカフェ。
せっかく嫁の好きな窓際に座れたけど、外はまだどしゃ降りだ。
この雨は、「やまない雨」なのかも知れないな。
僕は、ずっとびしょ濡れのままなのかな。
ポエマー気分で悩んでる僕をそっちのけで、嫁も悩んでいた。
パンケーキを2枚食べるか、パンケーキを1枚にしてプリンも頼むか。
真剣だ。
話しかけるのも憚られる。
プリンも頼んだようだ。
しかし、本当に美味しそうに、幸せそうに食べるな。
初デートでてっちり食べに行った時もそうだったな。
ていうか初デートでてっちりは、あまりおすすめしないな。
初めてあげたプレゼントはカニ味噌だったしな。
とりあえず7年前の僕に、しっかりアドバイスをしたい。
「わたし、お父さんの文章好きやで」
唐突に嫁が言った。
別に、noteのついての会話をしていたわけではない。
何か察したのだろう。
※注釈として。
僕たち夫婦に子供はいない。
僕のことを「お父さん」と呼ぶのが、嫁の中で流行っているようだ。
僕も付き合って、「お母さん」と呼んでいる。
あくまで今の流行りなので、来月辺りには変わっているかも知れない。
虹
店を出たら、すっかり雨は上がっていて、綺麗なでっかい虹が掛かっていた。
ここで美辞麗句を並べて、なんだかエモい文章を書く文章力は、残念ながら僕には無い。
でも、雨はやんだ。
びしょ濡れの体も、そのうち乾くだろう。
夏だし。
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