親と言う大役を担う
子供がまだ自分の意思で物事を判断できない時期には.子供自身に代わって親が選択する場面が多々あります。
幼少期の経験や選択が子供のその後の思考や性格形成にある程度関与するのかどうかを断言する事は難しいと思います。
でも絶対に関係ないとも言えないのだとすると.どんな些細な事でも安易な選択はできないな、と考えている昨今です。
大袈裟に聞こえるかも知れませんが.幼少期に下した親の判断で子供の人生が多少なりとも影響を受ける可能性があるように感じている訳です。
そんな中で.子供を保育園に入れる時期をどうするか?はたまた保育園には入れない方がいいのか?と言うのもなかなか悩ましい問題に思います。
その上.大人側の事情と言うものも絡んでくるので.何が正しいのか、どうするべきなのかはそれぞれの家庭によって答えは変わるものでもあります。
それにどの判断を下すにしても.メリットとデメリットの両面が存在するので.さらに判断を難しくしている側面があるように感じます。
同世代の集団に所属する期間が長ければ長いほど.その後の子供のIQが高くなる可能性が上がる.と言うようなことも言われていたりするので.その観点からすると同世代の子供が集まる保育園には.なるべく早い時期から入れた方が長期的には子供にとって有利であると考えることもできます。
一方で保育園に早い時期から入れると他人が子供の世話をする期間が長くなるとも言えます。
ここでの懸念は他人に自分の子供の世話をさせるなんて何事か、とかそう言った類いのものではなく.他人の子供である前提の教育がなされると言うことに関するものだったりします。
保育園などでは複数の子供を少数の職員で世話をする訳ですから.子供1人1人に割けるリソースは少なくなります。すると当然ハプニングは少なく抑えたいので.危険な行動や輪を乱すような好奇心を最小限にしようという方針になりがちです。とにもかくにも安全第一になる訳です。
自分で失敗を経験したり好奇心でなにかを試したりする機会を極力回避して育つので.失敗に対しての免疫や試してみる行動力が身に付きにくい傾向になるように感じます。
すると自分で試すのは危険なことで.失敗することは良くないことである.と考えるようになり.将来の選択の幅を狭める結果につながる可能性もあります。
しかしそれは保育園の欠陥と言うことではなく、対象が複数の.しかも他人の子供であると言う致し方がない事実の結果と言えます。
対象が自分の子供であれば多少の挑戦や失敗に親が付き合うこともできるという観点から見れば.我が子を保育園に入れず(もしくは入れる時期を遅くして)親自身が子供の世話をする方が.挑戦や失敗に対して免疫のある子供に育つ割合が高くなるとも言えます。
多少の失敗を恐れたり極端に避けたりせず果敢に挑戦するマインドを身に付けた方が長期的には子供にとって有利であると考えることもできます。
さて、ここまででもうすでに相反する2つの考え方がぶつかっている訳ですが。。。
きっとこれには明確な答えは存在しないように思います。もしかしたらそこまで深く考える必要もないかも知れません。
でも我が子の(1人の人間の)人生を左右するかも知れないと思うと考えすぎなんてことはないと思ったりもします。
まだ自分で判断できない子供の代わりに何かを選択すると言うのはなかなかの大役を任されたものです。
あなたならどう考えますか?
以上でーす。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?