見出し画像

高金利だけじゃない!あおぞら銀行BANKの意外な落とし穴

【注意:本記事の情報は2024年7月19日時点のものです。あおぞら銀行を不当に批判する意図はなく、口座開設を検討されている方々に適切な判断材料を提供することが目的です。】

あおぞら銀行のBANKといえば、普通預金なのに年0.2%(税引前)という驚異の金利が魅力です。しかし、実際に使ってみると、いくつかの重要な欠点、デメリットが見えてきました。今回は、その高金利に釣られて口座を開設した筆者が、BANKをおすすめできない理由を詳しく解説します。

理由1:モアタイムシステムに不参加

モアタイムシステムをご存じですか?平日の午前8時30分~午後3時30分以外の時間帯でも、速やかに相手の口座に入金できる仕組みのことです。多くの銀行が参加しているのですが、実はあおぞら銀行はモアタイムシステムに参加していないんです。
どういうことかというと、例えば金曜日の夕方5時に振込依頼をしても、実際に入金されるのは月曜日の朝8時30分以降になってしまうのです。急な支払いや締め切りギリギリの振込には、正直使いづらいですね。

理由2:他行振込手数料無料の条件が厳しい

BANKでは他行への振込手数料が無料になる条件があるのですが、手数料無料のハードルが高いんです。以下の条件を1つを満たすごとに他行宛振込手数料が月1回無料になります(合計最大5回):

  • 投資信託と預金の合計残高が500万円以上

  • Visaデビットを1回以上利用

  • 投資信託の残高がある

  • NISA口座を保有

  • 給与振込による入金が合計10万円以上

正直、これらの条件を満たすのは簡単ではありません。筆者は投資信託を買って何とか月1回の無料枠をゲットしていますが、これも一苦労。
2番目の条件をクリアするにはVisaデビットはスマホのApple PayやGoogle Payに登録できないので、わざわざカードを持ち歩く必要があります。4番目の条件を満たすために、NISA口座を銀行で開設する人なんて、あまりいないでしょう。

理由3 楽天証券・SBI証券への無料入金に非対応

投資家の皆さん、ここは要注意です。楽天証券やSBI証券では、多くの銀行からの入金が無料でできますよね。ところが、あおぞら銀行は無料入金の対象外なんです。頻繁に証券口座に入金する方にとっては、これは見逃せないデメリットかもしれません。

結論:高金利の魅力と使い勝手のバランスを考えよう

確かに、BANKの高金利は魅力的です。でも、便利さや使いやすさを考えると、必ずしもベストな選択肢とは言えないかもしれません。

口座開設を検討されている方は、自分の利用スタイルや優先事項をよく考えてみてください。高金利は確かに魅力的ですが、それ以外の面でどれだけストレスなく使えるかも大切なポイントです。

皆さんの賢明な判断の一助となれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?