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いまどきの娘と学ばない母のYOUTUBE動画エピソード


「全然ダメやな」
「これっぽっちも見たいと思わへん」
「何もおもろないやん」
「これ見て何が楽しい?」
「そもそも動画の意味、分かってる?」

先日、他の先生と
立ち上げたばかりの家庭科の先生の
コミュニティ【みらい家庭科ラボ】の
ロゴバナーのデザインを
お願いする方に会わせてくれた娘と
打ち合わせの帰り道に
立ち寄ったお店で
母の作った動画を見て
娘が発した言葉の数々です。

実は以前から
「ちゃんと他の人の動画を研究して
 どうしたら見る人に伝わりやすいか?
 どうしたら見続けもらえるか?
 考えてから動画を作った方がいい」
と娘から散々言われていたのです。

今回は
・家庭科の先生向けに対象を絞り
・内容も出来るだけシンプルに
・忙しい先生方にサクッと見て
  いただけるように短くと
自分なりに工夫して
撮ったつもりだったのに
ダメ出しはまだまだ続きます。

「背景とか照明とかちゃんと
   考えてんの!?」
「お母さんの顔、ちっちゃすぎて
  どんな人か分からへんやん」
「この動画は撮ってる人の人柄とかが
  伝わる必要があるのに
これじゃあ意味ないし」

そうでした。
昨年、フリーランスになり
1人で動画を上げていた時も
娘にチェックしてもらい
ダメ出しをくらい
動画である事の意味を考えて
スライド説明型から
見て楽しめてためになる
料理やお菓子づくりに切り替えて
5分動画を撮っていたのに
母の葬儀などいろいろ多忙で
遠ざかっている間に
忘れてしまっていたのでした。

今回の動画は1人でも多くの
先生方に見ていただき
ちょっとでも元気になったり
ちょっとでも楽しい気分になったり
ちょっとでもお役に立てればと
〈みらい家庭科ラボ〉
「おしゃべり家庭科室」として
再開を決めたもの。

それなのに
また逆戻りの動画を
撮ってしまいました。
「スライドの字が多すぎ
  しかも説明してるブロックの
 配列の意味がわからん」

 「その説明を読んでるのが中心やったら
  動画にする意味がないやろ?」
「メルマガとかで十分やん!!」
あー、おっしゃる通りです。
ぐうの音も出ません。

「ま、素人が勝手にいろいろ言うてる
   だけやから、気にせんといてね。
   お母さん」と笑顔でしめくくる娘。

とても穏やかな表情で
ばっさばっさと切りつけてくる感覚は
笑顔をたやさないものの
目力と言葉で徹底的に
追い詰めてくるコンサルの時の
お兄ちゃん(我が息子)そっくり。

“学ばない”母をこれでもかと
しごいてくれる子ども達に
言われた直後は心が折れまくるものの
感謝しかありません。

伝える媒体が動画である意味をよく考えて
動画は撮り直し
今はラボで主催したイベントの時の
オープニングトークや
セミナーでのテーマトークなどを
少しずつアップしています。

「おしゃべり家庭科室」は
こちらのリンクから
ご覧いただけます。

https://www.youtube.com/channel/UC3YlIC_PcHJZbrnJjZ9_R3A



自分ではいいと思ったものでも
受け手にとってはわからない。
在職中、もっと生徒達に
スライドの見やすさとか
分かりやすさとか
聞けば良かったと反省。

学びの秋を実感してます。
お読みいただきありがとうございました。
〈終わり〉