マガジンのカバー画像

探究とこれからの学び

27
元家庭科教師が在職中に取り組んだ探究学習や探究をメインとしたマイクロスクール(オルタナティブスクール)でインターンを経験した時の経験、これからの子供の学びなどの記事を中心にまとめ…
運営しているクリエイター

#子育て

「これからのAI時代 好きなことに没頭する子どもの育て方」講座から知った子どもを取り巻く社会の変化 ~進む親の二極化?~

1  講座を受けた理由は?AI時代、AR/VRなども含めたICT教育、GIGAスクール構想など子ども達の学びの場を取り巻く環境や社会の変化は目を見張るものがあります。その状況の中で子どもと少しでも関わりのある立場にいると「聞いた事はあるけど、よく分からない」「何となくイメージ出来るけど実情は見えて来ない」というもどかしさを感じる事がありました。 そして今、マイクロスクールにインターンとして子ども達と関わるようになると彼らの”未来”の事が気になります。個人でも「10代の子の安

「何のための10代?」今を生きる子ども達の”モチベーション”と大人の関わり

1 子ども達のモチベーション「先生、やりたい事は何もありません。」 高1の最初の家庭科の授業で高校生活でやりたい事や目標などを考える課題を出した時、生徒が言った言葉です。その子だけではなく他のクラスでも同じ事を聞き、ショックを受けた事が昨日の事のようによみがえります。  高校時代は社会に出て自立するための準備期間。生徒それぞれに将来進みたい道は違っていても「何らかのモチベーションを持ち高校に進学し、これから始まる高校生活への期待に胸を膨らませているはず🎵」という期待が大きく

息子の心の闇:子育てと先生の仕事との両立の難しさ

1 息子の心の闇を知った日「僕の心の中には 大きなブラックホールがある。 それがすごいしんどい。」 初めて その言葉を聞いたのは 息子が小4の時でした。 学級会で息子が議題になるほど 彼が学校で荒れていた頃です。 その言葉が重すぎて 一緒に台所で泣くしかなかった。 その時は 声を震わす息子に ”どう声をかけていいのか” ”何をすればいいのか” 全く分かりませんでした。 さらに 仕事に追われていた私は 「この状況にきりをつけて 次の事をやらないと!」と 心の中で他の事を考えて