僕のラグビー人生(社会人編※人生選択)

当初のnoteの予定はゆる〜く書くはすが、先日の #ラグビーを止めるな2020  関連の投稿でラグビー進路相談のことを書き、有難いことに何件か問い合わせがあったので、今回は社会人編と称して少しだけ紹介したいと思います。

僕の社会人での経歴は栗田工業株式会社に入社し、栗田ウォーターガッシュに所属し、3年間業務とラグビーをした後、退職退部しました。
その後、移籍をするために様々な価値観の整理、取り組みを経て、釜石シーウェイブスのプロ選手として入団します。釜石で2シーズンプレーした後に、現・日野レッドドルフィンズに移籍し今に至ります。
栗田工業には一般採用で就職し入部、日野からはお話しをいただき移籍をしました。このへんの話はまた後日。
今回は、一番苦しくて大変であった釜石シーウェイブスに入団するまでの話を書きたいと思います。(人生選択とラグビーに分けて)

まず第一に社会人のラグビー進路で悩む際に、高校や大学と違い、ラグビーだけのことでは悩めない。という側面があると思います。つまり人生選択みたいな話になるんです。社会人になってまでラグビーを続けるということは、自分自身がラグビーが好きで夢を持つという気持ちだけでは中々続けられません。家族、恋人、友人、職場の方々の理解や応援があってプレーしている選手は多いと思います。僕自身も少なからずラグビーだけでなく、人生選択の部分で悩みました。具体的な解決方法や考え方に関しては個人的にやり取りする形で、今回のnoteでは僕自身、何が難しく感じたか3つに分けて紹介したいと思います。         

①身近な人の存在:ラグビーだけに限らず、何か人生選択をする時に身近な人の存在を考えることって結構大きいと思います。その時に付き合っている彼女の存在も大きかったりします。ラガーマンは基本的に一途な人が多いので笑 自分の選択により大切な彼女や結婚を考えている彼女との今後のことを考える人も多いのではないでしょうか?                              僕の場合は彼女ではなく、今は亡き父の存在でした。父は栗田のグループ会社で勤務していて、学歴もなく、成りあがりで出世をし、母と僕たち兄弟3人を養ってくれました。そんな父とよく仕事の話をしたのですが、本体にいないことで苦労したという一面を息子ながらに感じていました。(栗田グループでいうと栗田工業が本体という意味)そういったコンプレックスもあり、教育に厳しかった父は僕が栗田工業に入社することを誰より喜んでくれました。そんな父に会社を辞めてラグビーでチャレンジしたいという気持ちを告げることが、なんとなく申し訳ないような悲しむんじゃないか。。。とか複雑な感情で池袋の小料理屋で相談し、話した日を覚えています。父は常に息子の選択を応援する人だったので、お前の人生を行け。できる限りのサポートをするから。とだけ言ってくれました。その言葉で僕は背中を押してもらいました。父の理解のおかげで僕は選択できた部分が大きいと思います。それからプロ選手になり、トップリーグに昇格し、一つの目標であったトップリーグでプレーする姿を父に見てもらえたので少しは恩返しできたかなと思います。余談になりますがラグビー選手・片岡将のファン第①号は亡き父です。

②会社を辞めるということ:随分と時代が変わって今はそんなことはないですが、僕が入社した時の雰囲気に、一回入社したのなら骨を埋めるまでやれ。みたいな雰囲気がありました。それもそのはず栗田工業に早期退職者はほとんどおらず、辞める時は周囲の方からもったいないとか。上を見てもキリがない。お前が会社に入るためにいろいろな人に迷惑をかけているんだ。とか有難い言葉をたくさんいただきました。笑 おまけに三年間働いた退職金もいろいろ引かれて?引かれる前かな?支給額は13万程度だったと思います笑 お金はさておき、僕はサラリーマン家庭で教職も持っていない。会社を辞めてラグビーの道を選んでも、引退すれば、また自分で道を見つけなくてはなりません。当時は勢いもあり、何も決まってない状況でよく辞めたな。と思いますが、自分の中でズルズルしてしまうのが嫌で思い切って辞めました。キツかったけど辞めて良かったと今でも思います。この記事を読んでくださっている方の中に会社を辞めることで悩む人も多いのではないかと思います。あっ。ちなみにお世話になった人達に申し訳ないという人もいると思いますが、そういった方々とは場所が変わっても変わらず御縁があるので心配しなくて大丈夫です。

③資金問題:会社を3/31に退社して、トライアウトを経て釜石シーウェイブスに入団するのですが、練習生期間+リリースレターの問題で一番最初の給料が9/20、約6ヶ月無給だったんですね。トレーニングをしたり、人と会ったり、トライアウトを受けたり、出費が重なってサラリーマン時代の少ない蓄えはあっという間に無くなり、恥ずかしい話クレジットカードを切ったりして。トライアウトを経て入る立場であったのでプロ一年目の給料がとても安く、とにかくこの1年間はお金が相当キツかったのを今でも覚えています。振り返ると失業保険の受給や資金捻出など工夫が出来たなと反省ばかり。。。僕のような失敗をしないためにもそういった相談にものれると思います。笑 今は海外でラグビーをする選択肢もあるので、とにかく資金をしっかり準備するに越したことはないと思います。選択肢を沢山持ってチャレンジするためにも資金は必要になってきます。


書き出したらキリがないくらいあるのですが、とりあえずこの3つに絞って今回は紹介しました。ラグビーで大変だったことも書くはずだったのに、内容が重くなったので記事を分けて書くようにします_| ̄|○ タイトルも編集し直しました。。。是非ご一読よろしくお願いします。_| ̄|○

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