好き絵師学0️⃣ 長い前置き

これは力を手に入れた32の話です。……噛み砕くと、ROM専二次オタの私32が、「好き絵師」という存在に狂ったことで、まぁまぁ厚い本を作り、あろうことかアンソロの主催に加わり、ほか私生活の行動指針もちょっとずつ前向きになったかもしれない話、です。

いや、最初の一文何ソレ???
「力を手に入れた32の話」という表現は、好き絵師がお得意の空想で言い始めたものです。

ネタ画像まで作ってらっしゃった好き絵師。

「力がほしい!」が鳴き声で常に自分の現状に不満を持つ私としては「いやまだ力、手に入れてないが……?」って感じですが、好き絵師曰くヒロアカ式らしい。ヒーローになる物語である……って1話で言ってるデクくんのように、私もこの「好き絵師学」を通して、今後力を手に入れる予定です。

「好き絵師学」という話は私が落ちた沼「好き絵師」に関して覚えていること全てです。2021年3月3日から約1年半(現在)、彼女から学んだことも、ただの出来事も、正も負もあるクソデカ感情も、ごちゃ混ぜに書いて、最終的には紙媒体にしようと思……います。びっくりだよ、いつの間にかなんでもかんでも本にする精神が備わってきてる。
もう何から書けばいいのかわからなかったのでとりあえず思い出した順に手をつけていきます。noteたちはあくまで下書き、秩序もなければシステムもないです。だけどそれでいいや。道を整えるのは走り出してから。後述しますが、これも好き絵師から学んだことです。では、私の取り留めない書き留め活動「好き絵師学」始まります!! フフッヒ

 

多分これを書かないと伝わらない大前提たち

(いや誰に伝えるつもりなんだよ)

①「好き絵師」ってどういう意味?

私がいたジャンルに突如現れた、狂気の元お絵描きをする社会人女性を指す言葉。
発音は神絵師、推し絵師等と同じ。しかし、彼女があくまで人間であるということに私は魅力を感じているので、神と形容したくはない。遠くから見つめるのでは我慢ならない点で、推しとも言い切れない。ということで、友達等には便宜上、彼女を好き絵師と表現している。
彼女と私の関係は、今となってはお友達とも言えると思う(照れ)が、ベース、私は彼女の大ファンであり、一方的に彼女のことがとっても大好き
彼女ついてはこの先沢山話すので、一旦呼び名の説明に留める。

②ジャンル&好き絵師と出会う直前(2021年1月)の筆者32

大学1年生の終わりごろ。コロナの影響もあって灰色のキャンパスライフ中。
二次オタクで、息をするようにPixivやTwitterでイラストや漫画や小説を漁るROM専。自分の創作スキルは、絵が落描き程度(※)、小説は書けない。同人活動に大の憧れがあるが手を出せない。
その所以と思われる性格は、よくない方の完璧主義、嫉妬心の欠落、自己肯定感低めの三本立て。
多くの人を尊敬したり好きになるが、反比例するように自己肯定感がすり減ってきていて、このころは特に地に落ちていた。嫉妬心もないので、負の熱量で立ち上がることもない。0-100思考の完璧(にできないならやらない)主義であることも相まって、3D(でも、だって、できない)の使い手と化している。
えぇ......並べてみたら最悪じゃんね......。

怠惰で努力不足な自覚があり常に自分を変えたいと思っているが、もうとにかく一歩を踏み出すことができないのである。

(※)絵に対する拗れの歴史。読まなくて良いが、私がなぜ好き絵師をこんなに好きなのかの解像度は上がるかもしれない。

一桁ほどの年齢のうちは、純粋に絵を描くことがとても好きだった。誰に頼まれるでもなく描き続けていた。クラスの仕事なども任されて、その頃は「クラスの中の絵上手い人」だったと思う。
しかし、小学校中学年の時、絵がバチバチに上手い転校生ちゃんが登場し、それを機にちょっと挫折する。絵の実力でというよりは、人間関係で疲弊して、なんか……才能の世界って怖いな……と子供ながらに思った覚えがある。
(私含めみんな小学生なので色々下手だったなぁと思うが、私は転校生ちゃんに迷惑な大好意を向け、転校生ちゃんには絵柄窃盗予備軍として嫌われ、取り巻きには「転校生ちゃんとは土俵が違うんだから調子に乗るな」と釘を刺され、転校生ちゃんと板挟みになった元の友達を失った。つらいね!)
そんなで懲り懲りだ〜いになっていた頃、親や先生には成績で評価されていたので、居場所を絵から勉強にゆるゆると転向。
筆を折る程の思い切りもなく惰性で落描きはしていたが、絵について努力しなかった。その言い訳のように中高では勉強で時間を埋め、頭でっかちが完成していく。
それでもやっぱり視覚に訴えるものが好きで、画塾には行かなかったけど成績で殴り込んでちょっとクリエイティブな感じの大学に入学。当然そっち方面に勉強不足なので、すごい友達だらけの楽しい環境ではあるけど、自己肯定感はさらに最底辺に落ちていった。
......好き絵師に出会ったのはこの1年が終わる頃。そろそろ、わかるじゃん?
そりゃぁ、前向きお絵描き魔人である好き絵師のこと、好きになるよぉ。
ちなみに今も、「お絵描きが一番好きです」とは言えそうにない。絵を描く動作自体はめちゃめちゃ楽しいのだが、成果物には努力不足......下手......筆遅......などの微妙な感情が流れ込むので。何事も楽しむのには力が必要だよね。しかし他に一番好きな趣味があるかと言うと、ない。まぁ……食べることかな……(本能)。

③好き絵師との共通項、ジャンル「M×N」

②で紹介したような状態だった私の人生は、実は好き絵師に出会うよりも前に、このジャンルに狂ったことで若干おかしくなっていた。
「M」と「N」は女児向けアニメの敵幹部として登場する。久しぶりにアニメ本編を視聴したら、もう絶対に付き合っていた(個人の感想です)。いつものようにご機嫌でPixivを漁った私は大混乱することになる。界隈が……なかったのである。人がいないとかじゃない。界隈がなかった。
なにせそのアニメは放送13周年だし女児向けを腐の目線で見る方々は少なく、そして私が推すのは多分だけど常識と逆カプ(Mが細美ロン毛美形 × Nがガタイよし筋肉)だった。ありがたく過去の作品を観測してしばらくは生きのびていたが、サイト時代なので限られている。そして、直近数年で動いているM×Nの界隈は……なさそう。更新は見込めない。
いくらROM専二次オタと言っても、ROMできるものがこれ以上増えないという不安と戦うのは初めてだった。絵に自信が無い私は、ひとまずM×Nのえっちな文章を書き始めた。もちろん良いものを作ろうと思ったら無理だが、自分の食料をつくるため、そして万一評価がついたら、そこからプロフに飛んで仲間を観測するという目標のために、必死だったのだ。
その切実な願いは叶い、成果物への反応から「N君を性的に見る会」(2人)を観測して、お仲間に入れて頂いた。稚拙な文章に反応を下さり、最高のNくんを描かれる彼女たちのこともまた、大好きで大尊敬している。しかしあくまで私たちの共通項は「N君を性的に見ている」ことだったため、M×Nの思想を押し付けるのは気が引けて、大変申し訳なかった。
この約1ヶ月後、好き絵師が界隈に現れる。女神の降臨であり、そして地獄の始まりだった。


はぁ〜前置きが長くなりました。次から本題に入るよ.........!!
もう次からは時系列とか無視して行くぜーーー!オラ!

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