カウンセラーを目指して通信制大学の授業も受けていたけど諦めた話
こんばんは、うたたねです🪻
わたし実は、カウンセラーを目指していた時期がありました。
適応障害になって休職し、ひと月ほど寝たきりで過ごしましたが、しばらくすると休むことにも飽きてきて。
そんなとき始めた勉強が心理学だったんです。
もともと心理学には興味があって、読書のジャンルとしては取り入れていました。
小さいころからなんとなく浮世離れしているような息苦しさがあったわたしは、心理学に基づいた個人個人の気質とか、自己分析とか性格診断とか、とにかく生きづらさの原因探しが止まらなかったんです。
休職している間に、カウンセラーの民間資格を取ってみることにしました。
実際に取った資格は日本能力開発推進協会の「メンタル心理カウンセラー」と「上級心理カウンセラー」、「メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種」です。
今思えば休職中なんだからしっかり休みなさいって感じなんですが、当時はかなり焦ってしまっていて。
会社でうまくやっていける気がしないし、いまわたしが持っている資格やスキルだと同業種にしか転職できないって思って、会社での仕事と全く関係がないスキルを身につけたかったんですよね…
そしてあるときに、知識が物足りないように感じたんです。
やっぱり民間のだれでも取れる資格だからか、知識が浅いし、転職活動で役立つような実用性もないし、足りないなって。
その結果わたしは勢いで生きる女なので、なんと大学受験をしたんです。
行動力の鬼すぎて自分でも怖いです。
幸い3年次編入で入れそうだったし、院まで行ったらどんな資格も受け放題だし、カウンセラーとしてどこにでも就職できそうだしなんなら独立もできそうって考えていました。
無事合格して授業を受けていたんですが、なんだかずっと違和感があったんです。
違和感ひとつめ、そもそも自分の症状が治りきっていないのに無理しすぎ。
最初は休職中でしたが、入学してからしばらくしたら普通に復職して、働きながら授業を受けていたんです。
数か月前まで寝たきりの人がそんなことするなんて、無理しすぎなのは言わずもがな。
授業の内容は興味があるのに、集中力が切れまくり。
そして頻繁にあるグループでの話し合いに疲れ果てる日々。
実習なんかも会社が休みの日で行っていたので、本当に大変でした。
違和感ふたつめ、わたしは学校が嫌いだった。
なぜかすっかり忘れていましたが、わたしって根っからの学校嫌いなんです。
団体行動も苦手だし、みんなで一緒に何かすることにあまりやりがいを感じられなくて、マイペースに勉強したいタイプ。
だからグループワークがあるたびしんどくて(もちろん適応障害でうつ気味だったことも大きいかと思いますが)ひとりでやりたい~って思っていました。
また通信制ということで、いろんな事情がある方がいたんですが、みんな自分の事情を恨むばかりで、グループワークの自己紹介の度に誰かの人生についての不平不満を聞く日々。
そういうのもしんどかったです。
違和感みっつめ、本当にカウンセラーになりたいわけではなかった。
とにかく仕事ができない状態に焦っていたことと、なんでもいいから独立して一人で働いてみたかったことが重なり、当時興味があった心理学の分野でチャレンジすることを決めました。
その中には、自分と同じような苦しい思いをしている人を助けたい気持ちも秘められていて。
ただ、助けになる仕事がなんだか全く分からず、とりあえずぱっと思いついたのがカウンセラーだったんです。
実際わたしも、企業にいらっしゃるカウンセラーさんや、心療内科のカウンセラーさんにたくさんお世話になってきたので。
しかし今思えば、世の中に存在する職業の中でやりたいことを選んだから「カウンセラー」になったんだと思います。
勉強しながらSNS運用をしました。
授業で学んだことを分かりやすく図解して発信。
プロフィール欄にカウンセラーを目指していることも記載していたので、お悩みを相談してくださる方もちょこちょこ出てきました。
しかし、来る相談は想像以上に重たい話題だったり、暗いオーラをまとった話だったり。
わたしはHSP気質なところがあるので、相談内容について深く考えすぎたり、自分の調子も引っ張られたりしていました。
そこで思ったのが、カウンセラーの仕事内容自体・大学での勉強自体に対してとわたしのやりたいことは、また別物なのかもということです。
少しわがままな部分もあると思いますが、わたしの自己分析はこうです。
まず、わたしは長く暗い話を聞き続けるのが得意ではありません。
たとえば、女子どうしの悩み相談で共感してほしいだけの人ってたくさんいますよね。
わたしは本当に誰でもいいから解決策教えてくれよってときに相談するタイプなので、この感覚があまり実感が湧かないんです。
愚痴を言うだけでは解決しないのに…
アドバイスしてしまったら傷つけてしまうかもしれない…
そういった考えをしてしまう自分に怯えながらカウンセリングしていくことになるかもしれないと思うと、かなり気が重かったです。
もちろん、一番つらいのは相談をするご本人だと思いますが、わたしが引っ張られて暗くなることを仕事にできないなと感じました。
それから、知識やスキルを勉強しても誰かを助けられるわけではないと感じたことです。
大学で教えてもらう心理学は大変興味深かったですが、直接的に自分の生きづらさの原因や、社会で生きていくための知識にはなりませんでした。
どちらかというと、普通に独学で本を読んで勉強したり、noteなどで人の投稿を読むことで考え方を学ぶことの方がわたしにはしっくりきましたし、すごく心が救われる思いをしました。
わたしにとっては「心理学で○○で~」という発信を見ても、なにも解決しない気がしたんです。
それなら、自分の体験談やいろんな本を読んだ感想、学んだことを発信していく方が、人に良い影響を与えられる気がしたんです。
そんなことをぐるぐると考えて、思い切って一年で大学を辞め、カウンセラーを目指すことを諦めることにしました。
自分でも本当にびっくり。
お金を無駄にしてしまった罪悪感はありますが、入学当初はまだ普通の精神状態とは言えない状況だから仕方なかったし、心理学の初歩も学べたしで良かったかなと思います。
いまわたしは、自分のやりたいことを本当の意味で見つけ、それに向かって努力している最中です。
わたしのやりたいことは、幸せを創るハッピークリエイターになることで、そのために自分なりの勉強を一生懸命しています。
それが楽しくてたまりません。
一度お金をかけたり時間をかけたりすると、辞め時が分からなくなってしまいますが、辞めるときは辞めてしまって大丈夫。
わたしはこれで良かったなって思っています!
今日の記事は2700字越えで長くなっちゃいました。
もっとライトで読みやすい記事もたくさん書けるようになりたいな。
うたたね
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