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思考停止で過去からの慣習に倣うのではなく、データや研究などに基づいた論理的な運用を法務省は考えるべきではないだろうか

出所まで785日(木曜日)

朝食はpiknikフルーツ味、マーガリン、紫いもパン。来週月曜に分センに配属だし、明日は矯正指導日だし、今日をしのげばクソ鶴折りから解放されるはずなので少し気が楽だ。

 9時過ぎに風呂。昼食は麦シャリ、冷麦、イカ天、切干大根サラダ、今川焼。冷麦が関西風ということなのか白だし風味で、関東人の僕にとっては「う〜ん」と思わされる感じだったが、関西人である他のメンバーも「いや、麺つゆじゃないのおかしい!」と言っていたので、みんな納得いかない味つけだったようだ。

 午後の作業中、廊下で今日移送されてきたであろう新人がオヤジたちに「声が小さい!!」って何度も怒鳴られていた。こっちとしてはそんなに大きい声じゃなくても頑張って出しているように聞こえたし、頑張っても出ない人もいるだろうに、それを考えずにただ怒鳴るのっていかがなものか?確かに犯罪者たちをとりまとめるのにある程度圧力が必要な面もあると思うが、必要以上の圧力はかえって反抗心を煽るだけで、真の意味での更生にはほとんど意味をなさないのではないのだろうか。

 思考停止で過去からの慣習に倣うのではなく、データや研究などに基づいた論理的な運用を法務省は考えるべきではないだろうか?大日本帝国を引きずるのももうやめよう。

 明日が矯正指導日ということで、臨時で官本配布があった。我々は月曜に分セン配属なので、そのタイミングで返却しなきゃいけないらしい。あんまりいいのが無かったので、しかたなく「倫理学で歴史を読む(加藤尚武)」を選んだ。

 夕食は麦シャリ、牛肉しゃぶしゃぶ風、焼きビーフン、ゆず大根。

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