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読んだ本の感想

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勾留中に読んだ本のまとめ
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#読書

「時生」本を読んだ感想

「時生」  東野 圭吾(著者)☆4  読み終わったとき、完成度の高さに「すげえな」と思った…

「 DEATH 「死」とは何か 」本を読んだ感想

「 DEATH 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版」 シェリー・ケーガン…

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」を読んだ感想

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦…

「虚像の道化師」本を読んだ感想

「虚像の道化師」  東野 圭吾(著者)☆3.5  ガリレオシリーズ7作目。今回は短編集だ。い…

「ユダヤの商法」本を読んだ感想

「ユダヤの商法」   藤田 田(著者)☆3  日本マクドナルドの創業者がビジネス界で成長…

「チャンミーグヮー」本を読んだ感想

「チャンミーグヮー」  今野 敏(著者)  タイトルからして「沖縄だな」と分かる作品。も…

「銀行支店長」本を読んだ感想

「銀行支店長」  江波戸 哲夫(著者)  主人公片岡は大手都銀の支店長で、合併したばかりの信金の本丸であった支店に勤務を命じられる。その支店はやはり問題児的な支店で、片岡は改善のために四苦八苦をするが、それと同時期に家庭内にも娘が不登校になるという問題を抱え、仕事と家庭の板挟みになる。  銀行を題材とした小説といえば「オレたちバブル入行組」シリーズを連想するが、それとは違いこちらはリアルな路線というよりも、仕事に強い責任感、強い愛を持った男の生き様を強く描くことに焦点を置

「サウスバウンド」本を読んだ感想

「サウスバウンド」 奥田 英朗   東京中野に住む主人公二郎はどこにでもいるような普通の…

「刑務所図書館の人びと」本を読んだ感想

「刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記」アヴィ・スタインバーグ(著…

「三四郎」本を読んだ感想

「三四郎」  夏目 漱石(著者) ☆3.5  東大本郷キャンパスに「三四郎池」と名が残るくら…

「線は、僕を描く」本を読んだ感想

「線は、僕を描く」 砥上 裕將(著者) ☆4  両親を事故で失い、心がからっぽになってし…

「ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯」本を読んだ感想

「ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯」  ボブ・トマス (著者) ☆4.0  ウォルト・デ…

「ひろゆきのシン・未来予測」本を読んだ感想

「ひろゆきのシン・未来予測」   ひろゆき[西村博之](著者) ☆3.5  あの2ch創設者ひろ…

「標的」本を読んだ感想

「標的」 北方 謙三(著者) ☆3  会社の命令で失踪した隣の課の社員を連れ戻しにきた主人公の大塚は、道中で謎の男たちに襲われるも、勇敢に立ち向かっていくというハードボイルド小説。  北方謙三は初めてだったし、1987年と少し昔の作品だったが、結構読みやすくて内容も引き込まれる。  特に文章が特徴的で「〜だった」「〜した」「〜だ」とあえて文末は簡単にしてあり、一文一文も短めに構成されているのだが、これが逆に心地よく、情景、心情が分かりやすい。  男はいくつになっても自